トリからキノコ 自然見て歩き

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イチョウの黄葉

2019-12-24 | 樹木 草花


黄葉した銀杏の葉が地面を覆って黄色の絨毯になっていた
イチョウが黄葉するのは、秋になって気温が下がり日差しが弱くなると、光合成が不活発になり緑色のクロロフィルが少なくなって、元々あった黄色の色素が見えてくるからという

イチョウは裸子植物でイチョウ科の落葉高木 大きいものは高さ30mにもなる
青森県深沢町の「北金ヶ沢のイチョウ」は幹周りが22mもある
寿命の長い木であちこちに老木や大木がある
中生代ジュラ紀に最も栄えたグループで、今ではイチョウ1種が残っている

枝は長枝と短枝がある
葉は長枝では互生し、短枝では輪生する
葉脈が二股分枝を繰り返して伸びている

花は雌雄別株 4~5月葉の展開と同時に開花する
雄花も雌花も短枝に束生する
風で運ばれた花粉は胚珠内に入り、花粉室で発芽して精子が出来る

種子は銀杏と呼ばれる
10~11月に熟すと外種皮は黄色くなり悪臭がする
昔 ジュラ紀は恐竜の時代だったので、種子を食べて中の固い殻を糞と一緒にまき散らした動物が多数いたと思うが 今では、特に市街地ではほとんど食べる動物は居なくて、親木の周りに実生が出ては枯れる状態を繰り返している
イチョウが廃れないのは人が植栽しているかららしい
コメント
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