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センニンソウの実

2020-02-14 | 樹木 草花


花が終わると花柱が伸びて、白くて長い毛が密生する
このそう果の先の花柱を仙人のヒゲや白髪に見立ててセンニンソウと言う

キンポウゲ科の道端や林縁など日当たりの良い所に生える、つる性の半低木
茎はよく分枝して広がり、曲がりくねった葉柄で他の木や草に絡みつく
葉は対生し5個ほどの小葉からなる羽状複葉

夏の終わりから初秋にかけて葉腋から円錐花序を出し白い花を多数つける
花は3cm程で上向きに咲く
白い花弁のように見えるのは萼片で4個あり、十字型に開く
そう果は7mmほどの扁平な卵形で、3cm程に伸びた白くて長い毛のある花柱が残り、風に乗って飛ばされる

生の葉1~2枚を良くもんで、手首の内側に張り、ガーゼを当てて包帯で軽く抑える
1昼夜くらいするとそこに軽い痛みを感じるようになるが、そのころには扁桃炎の痛みが取れる。後は温水で洗っておく
毒草なので絶対に口に入れてはいけない。牛も馬も食べないと言う