
石垣のわずかな隙間にツルドクダミの葉が茂っていた
葉がドクダミに似ているのでこの名が付けられた
タデ科の中国原産のつる性多年草
葉は長さ3~9cmの卵形で先は尖り基部は針形
葉柄に関節がありここから脱落しやすい
花は8~10月に咲く
花序は円錐形で、一つの花序に雄花と雌花が混じって咲く雌雄雑居性
花被片は緑白色で5裂する
花の後、雌花の花被片3個は翼状になりそう果を包む
唐の時代中国では、ツルドクダミの生薬「何首烏」が不老長寿の薬と考えられていた
8代将軍吉宗が早速この苗を取り寄せ、全国に栽培を命じた
しかし効く様子がなく打ち捨てられ、一転雑草になり野生化してしまった
薬効としては、乾燥した塊根(何首烏)を煎じて飲めば、便秘整腸に効く