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ムラサキカタバミとイモカタバミ

2020-05-11 | 樹木 草花


どちらもカタバミ科の南アメリカ原産の多年草
紫色の花を付けるムラサキカタバミ 塊茎を作るイモカタバミ一見似ている

ムラサキカタバミ:江戸末期に鑑賞用として渡来した
鱗茎から倒心臓型の3小葉の葉を数枚出す
5~7月頃 葉より高い花茎を出し2cmほどの淡紅色の5弁花を数個付ける
葯は白色で花粉は出来ず、株の基部に作られる鱗茎で増殖する
鱗茎はラッキョウのように鱗片が重なって球形なった地下茎で 鱗片は葉が変化したもの

イモカタバミ:1967年に帰化が報じられた
紡錘型の根から、長い柄の先に倒心臓型の3小葉を付けた葉を出す
4~9月にかけて葉より高い花茎を出して、2cm程の5弁の紅紫色花を付ける
花弁の基部の色がムラサキカタバミより濃く、葯は黄色で花粉を出す
根の上部に小型のイモ状の塊茎を多数つけ大きな株となる
塊茎は茎が変化したもの