春先に新芽が出ると前年の葉が落ちるので、譲り葉と名付けられた
成長した子供に後を譲るのにたとえ、目出度い木とされ、葉を正月の飾りに使う家もある
ユズリハ科の常緑高木または低木 西日本に多いが 関東では公園などによく植栽されていて見る機会は多い
葉は互生で枝先に集まって付く
葉身は15cm程有り長楕円形 先は短く尖り基部はくさび型
葉柄は5cm程もあり、赤味を帯びることが多い
花は雌雄別株で5~6月に、前年枝の葉腋から8cm程の総状花序を出す
遭遇したのは雄花で、花弁も萼もなく雄しべは10個ほどあり、花糸は離生し褐紫色葯が目立って見える
果実は核果 1cmほどの卵状楕円形で、11月頃藍黒色に熟す
樹皮にアルカロイドを含み、寄生性皮膚病には、この煎液で洗うと良い