林の中でフジの花が垂れ下がり素敵で見入った
日本固有種
マメ科でつる性の落葉高木 高木に巻き付いて樹冠に達する
枝はつるの巻きあがる方向が左巻き
葉は互生、20cm程の奇数羽状複葉で、小葉は5~9対ある
小葉は4~10cmの長楕円形又は狭卵形で全縁
花は5月頃に咲き、枝先に20~100cmの総状花序が垂れ下がり、2cm程の紫色の蝶形花が多数つく
花は基部から先端に向かって咲いてゆく
上側の大きな花弁は旗弁、左右の2個は翼弁、下の2個は竜骨弁という
雄しべと雌しべは竜骨弁に包まれている
旗弁は花を訪れる昆虫の目印になっている
竜骨弁は虫が止まると重みで下がり、雄しべや雌しべが虫の体に触れて送受粉する仕組みになっている
果実は豆果
長さ10~20cmで表面はビロード状の毛に覆われている
10月過ぎに熟して乾燥すると2裂して捩じれ、種子を飛ばす
種子は1cm程の扁平な円形、褐色で光沢がある