

ニガキの小さな花があった
赤い色の花は虫こぶのようだ
樹皮や材を始め、枝 葉 冬芽など全体に強い苦みがあるのでニガキ(苦木)という
ニガキ科の山野の林内に生える落葉高木、高さ15mほどになる
葉は互生し、長さ20cm程の奇数羽状複葉で、4~6対の小葉がある
小葉は4~8cmの卵状長楕円形、先端は尖り基部はクサビ形
縁には細かい鋸歯がある
花は4~5月に咲く
雌雄別株で、本年枝の葉腋から5~10cmの集散花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける
花序は3回ほど分枝し、雄花序には雄花が40個ほど、雌花序には雌花が8個ほど付く
出会ったのは雌花のようで、花柱の先が割れていて、花盤の上に4個ほどに分かれた子房が見える
花弁は4~5個、2mmほどの楕円形
果実は核果
2~3個の分果に分かれる
分果は6mmほどの広楕円形で、9月に緑黒色に熟す
中の核は黄褐色で5mmの楕円形で、赤褐色の模様がある