ヒバリ
2020-05-13 | 野鳥

ヒバリ(雲雀、告天子)の名は晴れた日に囀るので、ヒハル(日晴)の意味という
漢字名の雲雀は「雲に届くほど高く舞い上がる小鳥」を示し、告天子も天に昇るほどという意味を込めたもの
留鳥又は漂鳥 北方のものは冬には暖地に移動する
農耕地 草原 川原等に居る
繁殖期には空中に舞い上がり。囀って縄張り宣言する
地上での行動が多く、歩き回りながら昆虫類やクモ類植物の種子を啄む
営巣は地上の草地の上にする
雌雄同色
後頭に短い冠羽があり、オスは良く立てるが、メスはオスほど立てない
上面は淡い黄褐色で黒褐色の斑がある、下面は全体に白っぽく胸に淡い黒褐色の縦斑がある
大きさ17cm
うらうらに照れる春日に雲雀あがり 情(こころ)悲しも独りしおもえば(大伴家持)


どちらもカタバミ科の南アメリカ原産の多年草
紫色の花を付けるムラサキカタバミ 塊茎を作るイモカタバミ一見似ている
ムラサキカタバミ:江戸末期に鑑賞用として渡来した
鱗茎から倒心臓型の3小葉の葉を数枚出す
5~7月頃 葉より高い花茎を出し2cmほどの淡紅色の5弁花を数個付ける
葯は白色で花粉は出来ず、株の基部に作られる鱗茎で増殖する
鱗茎はラッキョウのように鱗片が重なって球形なった地下茎で 鱗片は葉が変化したもの
イモカタバミ:1967年に帰化が報じられた
紡錘型の根から、長い柄の先に倒心臓型の3小葉を付けた葉を出す
4~9月にかけて葉より高い花茎を出して、2cm程の5弁の紅紫色花を付ける
花弁の基部の色がムラサキカタバミより濃く、葯は黄色で花粉を出す
根の上部に小型のイモ状の塊茎を多数つけ大きな株となる
塊茎は茎が変化したもの

テントウムシは日本では約180種ほどいる
成虫幼虫共にアブラムシ類などを食べる益虫のものが多く、1世代で5千から1万匹も食べる
葉を食べる植物食のものもいて農家に嫌われる
ナミテントウはテントウムシとも呼ばれ、ナナホシテントウと共にどこでも見られる普通種
翅の色や斑紋に変化が大きく、大まかには二紋型(黒地に赤い紋が2個) 四紋型(赤い紋4個) (斑)紋型(赤い12個の紋) 紅(紋)型(赤い地に黒い紋)の4型に分けられるが、細かく見ると100以上ある
違う模様の個体でも交尾をする。似た模様の他種と同じ仲間のナミテントウだとどうやって見分けているのか不思議
成虫で越冬する よく集団で越冬している
3~11月にかけて見られる
大きさは8mmほど

どこにでもいるアゲハ(アゲハチョウ ナミアゲハ)が、このところ毎朝庭にやって来る
縄張りがあるのかどうか、同じ個体かどうか、数分花やミカンの木に居て 時間をおいてまたやって来る
チョウ目は日本では5000種ほど知られており、便宜的にチョウ類とガ類に分けられている
チョウ類は概ね260種(約5%)ほどで残りはガ類である
アゲハは最も身近な蝶の一つ
8cm程の大型のチョウで、蛹で越冬して4月から10月頃まで見られる
表は黄白色から黄色で、翅脈に沿った黒い模様が見られ、後翅外縁に青色の斑紋列や肛角部に橙~赤色の斑紋がある
春型と夏型があり、春型の翅は淡い黄色で小型 夏型は汚黄色大型と言われるがあまり意識したことは無い
食草はサンショウ イヌザンショウなどサンショウ類 各種栽培ミカン類
都市部でも民家の庭木で、栽培種でも発生する

木瓜の木に2cm程のまだ小さな実が生った
ボケ(木瓜)は中国名木瓜(もっか)の音が変化したものと言われる
バラ科の落葉低木 2m程になる
中国原産で平安時代に渡来し各地で栽培されて、園芸種も多い
小枝には棘がある
葉は互生 葉身は6cm程の楕円形で、先は尖り縁には鋭い鋸歯がある
花は3~4月 葉の展開前3cm程に咲き、両性花と雄花が混生する
果実はナシ状果 8cm程の楕円形で、8月頃に黄色く熟す
果実はクエン酸 酒石酸 リンゴ酸 果糖などを含み芳香がある
実は初秋まだ多少青さが残っている頃に採って、輪切りにして果実酒が疲労回復の効果があり且とても美味しい
完熟した果実は輪切りにして乾燥させ、煎じて飲むと暑気あたりによる筋肉ケイレンによく効く

大正時代に東京市長がアメリカヘサクラの苗木を送ったお返しに日本に送られた「日米親善の木」
別名アメリカヤマボウシ
ミズキ科の北アメリカ原産の落葉小高木 5m程の高さ
葉は対生し枝先に集まって付く
葉身は10cm程の卵円形 先は短く尖り基部は円形 縁は全縁で少し波打つ
花は4~5月 葉の展開前か同時に咲く
花弁のように見えるのは総苞片で、長さ5㎝程の広倒卵形で先端は少し凹む
色は白色又は淡紅色 時に紅色
総苞片の中心に黄緑色の小さな花が20個近く集まった球形の頭状花序をつける
花弁は4個、6mmほどの長楕円形で反り返る
果実は液果状の核果 1cmほどの楕円形で9月頃 暗紅色に熟す
核は楕円形 褐色で中央に溝がある