nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

松山の路面電車と『坊っちゃん列車』

2012-04-17 19:39:00 | 国内の鉄道
特急「いしづち」で松山到着後、「坂の上の雲ミュージアム」見学、昼食を済ませ、待望の路面電車乗車となりました。

再びJR松山駅前へ。伊予鉄道の路面電車が行きかっていました。旧型の車両が多いですが、低床式の車両も目につきました。




今回は、「瀬戸内・松山キャンペーン」期間中の土曜日に行われている「道後温泉ガイドツアー」の体験。ボランティア・ガイドさんと路面電車に乗って道後温泉まで行き、周辺の名所を案内してもらうというものです。バスガイドは、どこにでもありますが、路面電車を使ってのガイドとは珍しいですね。デモンストレーションですから、貸切電車での移動です。

ガイドさんは、地元の年配の男性。さすがに松山の街の生き字引です。

電車が動き出してしばらくすると、雨がやんだようです。窓を開けて、写真を撮りながら、市内を遊覧です。松山城の周り、お堀に沿って電車はのんびり走ります。このゆったり感がいいですね。お城や県庁などを車内から見て、交差点で一旦停止。変わった色の低床式電車がやってきたので、それを撮影。カメラを脇に置こうと思ったら、甲高い汽笛が聞こえてきました。松山名物の「坊っちゃん列車」登場です。



SLの形をしたディーゼル機関車ですが、愉快な列車であることには変わりありません。
再び出発。「ひめぎんホール」や道後公園を見ながら進みます。



ところで、ユニークといえば、電車内には「俳句ポスト」が設置されていました。正岡子規ゆかりの松山らしく、街の至る所に「俳句ポスト」が置いてあるのですが、電車の中までも・・・。

かくしておよそ20分で終点・道後温泉駅に到着。この駅だけは、線路が道路からはみ出て、普通の鉄道のように立派な駅舎もありました。一足先に到着していた、先ほど見かけたのとは別編成の「坊っちゃん列車」が本線を離れて展示用のスペースで休んでいました。



この日は、2編成走っている「坊っちゃん列車」のどちらにも出会えて満足でした。


「坊っちゃん列車」に関しては、拙著「にっぽん鉄道旅行の魅力」(平凡社新書)に詳しく出ています。
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