nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

葛西臨海水族園の「脱走ペンギン」

2012-07-03 20:14:00 | ノンジャンル
葛西臨海水族園から逃走したとして話題になったフンボルト・ペンギン。およそ80日後に無事保護されて、先日再び水族園で公開されるようになりました。逃走中に東京湾で撮られた写真は、まるで自由を謳歌しているみたいで、「宮仕え」に嫌気がさした様にも見えました。水族園は都立ですから、何だか元公務員としては共感できるものがあり、すっかり彼(ペンギン)のファンになってしまい、先週の日曜日に妻と見物に出かけました。

さっそくペンギンのいる場所にいったのですが、何せペンギンは135羽もいるのです。どうやったら「脱走ペンギン」に会えるのか?とやや絶望的な気分でしたが、さすが人気者だけあって、みなよく分かっています。「あれだ、あれだ」と教えてもらえました。言われてみれば、特徴があり、識別リングのある無しよりも、おしりあたりの背中の毛が剥げているのが目印でした。



ペンギンは陸にあがっているとヨチヨチ歩きですが、一旦、水に入るとかなりのスピードですいすい泳ぎます。これでは捕まらなかったのも頷けます。
他のペンギンたちに混じってしまうと、なかなか見つけにくいですが、しばらく泳いで飽きてしまうと、岩山に上って、ひとりで物思いにふけるのです。群れから離れて、孤独を楽しむのが好きなのでしょうか?団体行動を好まない自由人のようですね(笑)



こんなポーズを取ったりして、マイペースで生きていますね(笑)
再び泳ぐのかと思って見守っていると、飛びこむのが怖いのか、何度も飛び込むのをためらっています。他の人のブログでも同じことを書いていましたから、どうやら、これは彼の癖みたいです。ようやく泳ぎだして水面を縦横無尽に行きかっていました。


餌ももらい、やることがなくなったのか、再度上陸。今度は岩山ではなく、平地にあがって奥へ行ってしまいました。



どことなく、今の平穏な暮らしには物足りなさそう。再度、脱走を考えているのでしょうか?
彼は認識番号337号と呼ばれていますが、何だか囚人みたいですね。水族園では愛称を募集していました。どんな名前がつくのか楽しみですね。