nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

日本熱傷学会総会で招待講演

2015-06-21 15:37:00 | 作家活動
6月18日~19日に名古屋観光ホテルを会場として開催された日本熱傷学会総会・学術総会。簡単に言えば火傷の治療や研究のお医者さま方の学会です。

そのような専門的な会合に、なぜか部外者の私が講演を依頼されました。たぶん、堅苦しい会合の息抜きあるいは教養講座的なものであろうと想像します。もちろん、私に医学の専門的な話なぞできるわけはありません。お医者様方を前にして、いつものように「鉄道旅行の楽しみ方」というテーマで1時間ほど、パワーポントを使ってお話をしました。



講演終了後、思いがけず会長の横尾先生(愛知医大)から感謝状と記念品をいただきました。横尾先生は私の著書の愛読者とのことで、私としてもお会いでき光栄でした。



また、会場ロビーでは研究発表関連の医学書が沢山陳列され、即売会も開かれていましたが、何と私の著書「テツはこんな旅をしている」(平凡社新書)まで販売していただきました。事前にそのようなお話はなかっただけに、大変嬉しく思いました。講演後、飛ぶように売れ、翌日には完売したと後日知らせていただきました。


私の拙い話が有益であったかどうかは不明ですが、息抜きや学会終了後の「ついで旅」に役だてば幸いだと思いました。

写真提供=安村恒央様(日本熱傷学会)

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長野経由で名古屋へ(2)~中央線「しなの」の旅

2015-06-21 14:41:00 | 国内の鉄道
長野駅からは特急「ワイドビューしなの」で名古屋へ向かいます。かなり早い時間に列車はホームに入っていましたので、対岸ホームからじっくり撮影してみました。

名古屋へ向かう先頭車両は貫通型、最後尾は流線形と顔つきが異なります。


長野を出るときは、かなり空いていました。席は進行方向右側でしたが、篠ノ井を出て、しばらくすると左側に見える最初の絶景ポイント、姨捨付近の善光寺平の眺望は席を移動しての見物でした。ガラガラだったからできることですが、あいにくの曇り空で「三大車窓」のひとつもぼんやりした状況でした。

松本、塩尻でかなり座席が埋まってきました。塩尻からは、いよいよ中央西線に入ります。駅名表もJR東日本とJR東海の境界駅らしく色を変えてそのことをアピールしています。

そういえば、中央西線の木曽路を通るのは、ずいぶん久しぶりです。残念ながら雨が降り出し、車窓が見にくくなってきました。

木曽福島では駅構内に保存してある蒸気機関車D51を発見。懐かしい姿です。幼いころは中央西線は全線にわたってD51が活躍していて、名古屋市内でもD51の雄姿が眺められたものでした。これが私の鉄道人生の原点なのです。

雨は降ったりやんだりといった状況でした。木曽福島の次の駅上松(「しなの」は通過です)を出てすぐのところに広がる景勝寝覚ノ床は、長野行きならよく見えますが、名古屋行きからはイマイチの車窓です。

このあと、延々と木曽川沿いの車窓が続きます。そして、中津川が近づくと、上下線が離れて木曽川を渡ります。

ここで木曽川とはお別れ。あとは多治見に停まり、古虎渓、定光寺あたりの渓谷を除けば、都市近郊の車窓になっていきます。

庄内川、矢田川を渡ると名古屋の市街地に入り、千種(ちくさ)に停まれば、市街地を半周し、金山からは名鉄と併走して名古屋駅に到着します。





最近は新幹線で名古屋入りすることがほとんどでしたが、中央西線での名古屋到着は新鮮でした。懐かしい風景にも出会えるし、また時間があれば中央西線に乗りたいと思いました。