徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

怪しげな会社

2007-08-10 16:37:41 | 時事
 東京の「ユナイテッド・パワー」という会社が経済産業省から業務停止命令を受けたというNHKのニュースが流れた。その会社の名前にかすかな記憶があったので、古い資料を引っ張り出してみた。2年半ほど前、知人から勧められて説明会に参加したことを思い出した。たしか、この会社は、家庭のテレビに専用の機器をつなぐだけで簡単にインターネットができるシステムを開発したので、一次代理店にならないかという話だったと思う。二次代理店や一般顧客が増えるに従い、手数料が入ってきて絶対にもうかるというような説明だった。早い話が、いわゆるマルチ商法でしかも、加入金50万円位を払わなければならないこと。また、妙に契約を急ぐことや説明担当者の言葉の中に「夢」というキーワードが度々登場して、具体的な話を避けるような様子が感じられたことなどから「何だか怪しいな…」と思い、早々に引き上げた。契約した代理店の多くが説明どおりの収入を得られていないということで、経済産業省は、特定商取引法に違反するとして、ユナイテッド・パワーに対し、勧誘や新たな契約、それに来月計画している新会社への事業の譲渡を停止するよう命じたという。将来有望なベンチャー企業として業界紙などで紹介されたこともあると記憶しているが、この手のビジネスは今後も後を絶たないと思われるのでご用心!ご用心!