
4月から、BSプレミアムで放送が始まる「山田洋次監督が選んだ日本の名作百本」。まず今年は、家族をテーマにした50本が放送される。リストアップされた50本を眺めながら、「ん!」と思わず首を傾げる。やっぱり選びにくいのか、家族モノの名匠山田監督、自分の作品は「家族」1本のみ。当然入れてもおかしくない「息子(1991)」を始め、数々の山田作品が入っていないのはとても皮肉だ。まぁそれでもいずれ劣らぬ名作揃い。中でも僕が特に好きな10本を選んでみた。
東京物語(1953)小津安二郎
二十四の瞳(1954)木下惠介
無法松の一生(1958)稲垣浩
生きる(1952)黒澤明
雨月物語(1953)溝口健二
おかあさん(1952)成瀬巳喜男
おとうと(1960)市川崑
家族(1970)山田洋次
キューポラのある街(1962)浦山桐郎
裸の島(1960)新藤兼人