熊本城の魅力は何と言っても、熊本藩初代として入府した細川忠利公が驚いたという城郭全体のスケール感だ。明治維新後に破却された櫓などの復元が進められているが、3年ほど前に解体され、今年から復元工事が始まっていた馬具櫓が、今日上棟式を迎えたそうだ。櫓の続塀も合わせて完成するのは来年になるが、徐々にかつての偉容を取り戻しつつある熊本城のこれからが楽しみだ。
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解体される前の馬具櫓(画:故坂崎健二郎氏作 H21)
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旧藩時代、登城する時は、坪井川に架かった下馬橋を渡り書物櫓(左側)と馬具櫓(右側)の間からクランク状の虎口を通って入る。備前堀下の勢溜りに出るとそこから急な南坂を登り、南大手門をくぐり、頬当御門から本丸に入った。
明治35年の明治天皇行幸の際に、御料車が渡れるように下馬橋のやや下流側に行幸橋が架けられた。また、坂をなだらかな傾斜にした行幸坂も同時に作られた。
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解体される前の馬具櫓(画:故坂崎健二郎氏作 H21)
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旧藩時代、登城する時は、坪井川に架かった下馬橋を渡り書物櫓(左側)と馬具櫓(右側)の間からクランク状の虎口を通って入る。備前堀下の勢溜りに出るとそこから急な南坂を登り、南大手門をくぐり、頬当御門から本丸に入った。
明治35年の明治天皇行幸の際に、御料車が渡れるように下馬橋のやや下流側に行幸橋が架けられた。また、坂をなだらかな傾斜にした行幸坂も同時に作られた。