一昨日届いた幸山政史熊本市長のメルマガに、韓国・蔚山広域市と友好協力都市の調印をしたという報告が書かれていた。熊本と蔚山とは、16世紀の文禄・慶長の役での因縁がある。僕の家から車で5分ほどのところに、加藤清正が蔚山から連れ帰った現地の人々を住まわせたという蔚山町という町名が、僕の子どもの頃にあった。400年の時を経て、未来志向で友好関係を築いていこうという約束ができたことはとても喜ばしいことだ。
ところで、よく姉妹都市という言葉は聞くが、今回の友好協力都市とはどう違うのだろうか。昨年、蔚山のことを調べたことがあり、蔚山は既に40年以上も前から山口県萩市と姉妹都市になっていることは知っている。萩市の場合は、日韓の都市間で最も海上交通の距離が近いという理由から姉妹都市になったそうだが、友好協力都市と、何か重みが違うのだろうか。まぁ、名称はどうであれ、実質的な交流が進めばどうでもいいことなのだが。
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戦前、日本人町があった蔚山東部の方魚津(現在の方魚洞)