おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

秋の医王山へ登る

2008年11月05日 23時21分36秒 | トレッキング・登山
11月3日、福光自然解説委員会主催の”医王山へ登ろう”の
集いに参加した。
秋色が一段と濃くなった医王山登山は、生憎、曇り空のお天気だった。


             三蛇が滝

20代の頃、金沢市側の登り口”二俣”から、何度か登った山だったが、
富山県側”福光”からは今回が初めてだ。

ルートは勿論違うが、三蛇ガ滝、大沼、鳶岩、白兀山は、すべて歩いた
場所である。
一箇所だけ、”蟹の横ばい”といわれている登山道は、初めてだった。
短い区間だが、鎖が取り付けてあって、深い渓谷が足元に続いていた。

さらにびっくりしたのは、鳶岩の岩壁にも、鎖が取り付けられていたこと
だった。
数十年前は、僅かな手がかりを見つけて、這うように登った記憶がある。
ほとんど手や足をかける場所がない急峻な岩壁120mを登るには、
今は、鎖は無くてはならないものになっていた。
息を切らしながら、鎖にしがみついて登ったので、どのくらいの時間が
かかったのかわからない。多分20~30分だろう?。

聞くところによると、鎖は昭和60年頃に取り付けられたとのこと。
鎖が無ければ、今の私にはとうてい登れなかったと、鎖に感謝!!。

鳶岩頂上からの紅葉は、雨上がりで霞んでいたが、それなりに情緒が
あって素晴らしかった。
鳶岩から尾根づたいに、白兀山(標高895m)までのトレッキングは、
時折陽も射し、山々は紅葉で埋め尽くされていた。

自然解説員から木の実や、きのこ、花木などの説明を聞きながら
カサカサ鳴る落ち葉を踏みながら歩いた。

初めて知った「サルナシ」の木の実は、キウイフルーツの元祖との
ことで、さくらんぼのような小さな緑色の実は、甘くて、半分に
切ってみると、切り口はまさにキウイフルーツと同じでびっくりした。


          サルナシ

             
                   サルナシの切り口

森の中で、ひときわきれいな赤い色の葉は、「ウリハダカエデ」。
瓜の縞のような幹が他のかえでとの違い。

   
            ウリハダカエデ

野生の「ムラサキシキブ」は、私の知っているしだれたように紫の実が
つくものとは全く違っていた。しだれるのは、「コムラサキシキブ」と
いって、栽培種とのこと。

   
         ムラサキシキブ(実が小さくてよく見えない)

そして、鳶岩のそそり立つ岩肌に、大きなスズメバチの巣があるのも、
解説員の説明で見つけることができた。

    
     スズメバチの巣(右下白い小さいボールのように見えるもの)
          
解説付きの山歩きは、恐かった鳶岩の登りを忘れさせてくれ、
とっても楽しい登山となった。
コメント (6)
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