これまでは、個人的に楽しむだけだった小説。
最近は語ってみたらと思うことも。
とはいっても長いものは無理ですが、例えば星新一のショート。オチがあざやかで楽しめそうだが・・・?
「魔法の大金」は、ぐうたらな男が魔法にたよろうと、悪魔をよびだし、紙幣をだしてくれるようにお願いするというもの。
悪魔は一回だけとことわり、エヌ氏のもっていた幣を参考にして、たちまち紙幣の山をつくりだします。
男は、用心のために大金を銀行に預けることにしますが、銀行員に指摘されたのは・・・?
”紙幣の番号がどれもこれも同じ番号”
紙幣は信用がなければだだの紙切れ。紙幣に右往左往する人間を風刺しているようにも見えます。
じつは、これを話してみました。オチがわかりにくかったようです。
見本の紙幣と同じものをつくったので、番号が同じというのは当然ですが、ぐうたらなエヌ氏が、この紙幣を使ったかどうかは、さだかではありません。
多分、捕まったでしょう。
でも、もしかすると印刷局のきわめてまれなミスというので、プレミアムがついて超高額になったかも。