どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

シバ犬のチャイ

2015年01月24日 | 長谷川善史
シバ犬のチャイ  

    シバ犬のチャイ/文:あおき ひろえ 絵:長谷川 義史/BL出版/2013年初版

 

 シバ犬のチャイはキリリと男前。

 「おいら、豆シバのチャイってんだ」の決め台詞がタイミングよくでてきますが、誰も、キミのこと忘れてないよと答えたくなります。

 シバ犬のチャイが犬語でつぶやいています。
  わるガキ兄弟がうるさくて、昼寝もできやしないよ
  近所の人がよしよしするんだけど、相手をするのも楽じゃないよ

 チャイが犬語でつぶやいているとは別に、絵の方ではパパが一生懸命料理をつくっています。

 チャイがおとなりのマルチーズに恋をしますが・・・・

 最後の一枚の絵に余韻があります。

 ご夫婦で絵本をつくれるというのはいいですね。

 長谷川家を舞台にしているようですが、ストーブがあり、無垢木材の床、広いリビングに耐震構造の柱がどーんと鎮座しているのが目につきました。

 それにしても、長谷川さん、犬語がわかっているんですね。