ペトロニーユと120ぴきのこどもたち/クロード・ポンティ:作・絵 やまわき ゆりこ・訳/福音館書店/2009年
見開きに、ねずみが120匹? フランスのわらべ歌「みどりのねずみ」が。裏の見返しには、これもフランス語で「へいのうえの めんどり」
でだしからあっとさせられます。
朝、こどもたちが飛びつくのは、吸い口がいっぱいの哺乳瓶。
ペトロニーユは120ぴきのねずみのお母さん。
ごはんがすんだら、こどもたちは絵をかいて、エベレストにいるお父さんにおくります。
絵はどうやっておくったのでしょうか。
やがて、買い物に出かけたペトロニーユでしたが、怪物にあったり、人間につかまってエスカルゴにされそうになり、逃げ出します。
ところが、迷路にまぎれこみ、なにがなんだかわからなくなったペトロニーユでしたが。
怪物にとらわれ、チョコレートがけにしてたべられそうになったこどもたちを助けるべく、郵便で到着したお父さんとバテイーねえさんと一緒に怪物を退治して・・・。
怪物を退治したところでおわるかと思いきや、まだまだ続いていきます。
ひよこのはしご、めんどりの羽根が大きな花になったり、雨がカーテンになったりと、何か不思議な展開で、でてくるものも、これまで見たことのないものばかり。
ユニークなキャラクターがいっぱいです。