ふたごのどんぐり/作:上野 与志 絵:いしい つとむ/文研出版/2014年初版
かしの木の命の循環。
ふたごの”ドン”と”グリ”。
「ぼく ずうっと、かあさんといっしょがいい」
でもおかあさんはきっぱり。
「おまえたちは、わたしから はなれて、りっぱな かしの木に なるのです。それが わたしたち かしの木の いきかたなの。」
りすに食べられそうになり、からすにくわえられ、とんびにおわれたからすが、くちをあけたとたん、どんぐりは地面の上に。
落葉にだかれ、目をさますと・・・・。
クヌギのどんぐりを植えておいたら、3年もすると1mをこえる大きさになりました。
木の実をいろいろうえてみましたが、どんぐりの成長は目をみはるものがあります。
柿はことわざどおり、7年かかりました。
ビワは7年たっても実はなりません。
自然はうまくできていて、命をリレーするためさまざまな苦労があります。
やわらかなタッチの絵が優しい感じです。