どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ぼうしの上に またぼうし

2019年08月23日 | 絵本(外国)

 

    ぼうしの上に またぼうし/ローラゲリンジャー・作 アーノルド・ローベル・絵 福本友美子・訳/文化出版局/2003年


 三代目アール・アール・ポットルさんは帽子が大好き。朝おきていちばんにすることは、ぼうしをえらぶこと。

 お父さんは杖、お母さんは傘が大好きでした。こだわりは家にもあって、傘と杖をもした家。 

 ポットルさんは、かなしくなるとぼうしを2つかぶりました。

 ふたつのぼうしをかぶり散歩していると、2ひきのヘビがいちょうの木の下をなかよく散歩、あおいとりはが2わ 楽しそうにワルツをおどっていました。カエルも2ひき、こえをあわせてうたっています。

 黒い雲がひろがり、とおくでかみなりのおとがして、ポットルさんがはいったのは町で一番大きなぼうしやさん。

 そこで であったのは、笑顔が素敵でぼうしがにあうイザベル。

 二人は結婚し、4代目アール・アール・ポットルがうまれますが、4代目がすきだったのは くつでした。

 初代目は、なにを収集していたのでしょう。

 でてくるぼうしは半端ではありません。

 こんなに集めてどうするの?と考えるのは、好きな人の気持ちがわからないということでしょう。

 切手や小銭をあつめたり、ミニカーや陶器をあつめたりと、収集家にとっては実用かどうかは問題ではありません。


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