ぼうしの上に またぼうし/ローラゲリンジャー・作 アーノルド・ローベル・絵 福本友美子・訳/文化出版局/2003年
三代目アール・アール・ポットルさんは帽子が大好き。朝おきていちばんにすることは、ぼうしをえらぶこと。
お父さんは杖、お母さんは傘が大好きでした。こだわりは家にもあって、傘と杖をもした家。
ポットルさんは、かなしくなるとぼうしを2つかぶりました。
ふたつのぼうしをかぶり散歩していると、2ひきのヘビがいちょうの木の下をなかよく散歩、あおいとりはが2わ 楽しそうにワルツをおどっていました。カエルも2ひき、こえをあわせてうたっています。
黒い雲がひろがり、とおくでかみなりのおとがして、ポットルさんがはいったのは町で一番大きなぼうしやさん。
そこで であったのは、笑顔が素敵でぼうしがにあうイザベル。
二人は結婚し、4代目アール・アール・ポットルがうまれますが、4代目がすきだったのは くつでした。
初代目は、なにを収集していたのでしょう。
でてくるぼうしは半端ではありません。
こんなに集めてどうするの?と考えるのは、好きな人の気持ちがわからないということでしょう。
切手や小銭をあつめたり、ミニカーや陶器をあつめたりと、収集家にとっては実用かどうかは問題ではありません。