どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

賢者の贈り物

2016年07月03日 | オー・ヘンリー

    オー・ヘンリーショートストリーセレクション マディソン街の千一夜/千葉茂樹・訳 和田誠・絵/理論社/2007年


 オー・ヘンリーの作品の中では、一番知られているようですが、クリスマスプレゼントが底流にあるので、時期的には12月に聞けたらぴったりのようです。

 しかしやや長いでしょうか。

 絵本もあり、英語の授業で取り上げられていたようで、大人の方に受け入れられていました。

 クリスマスプレゼントのため、二人にとってかけがえのないものをお金に変えて、それぞれがプレゼントを用意するのですが・・・。

 貧しい若い夫婦のピュアな思いやりがすれ違うことになるのですが、いつまでも残る読後感です。

 オー・ヘンリー(1862~1910)は、いくつかの職業を転々とし、銀行で働いているとき、横領の罪で起訴され、いったんは逃亡しながら懲役8年の有罪判決で服役したという経歴の持ち主。
 (もっとも彼自身は何も語っていないため真相はよくわかっていないようだ。)

賢者のおくりもの  

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