鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

カイツブリの子育て2019 その2

2019年12月25日 | カイツブリ類

次に子育てし始めたのは、ボート池の池尻に巣をつくったペアだった。

この場所には、ここ数年いつも巣が作られてきた。ボート池ではあるが、ボートが入り込めない場所で、桜の木の枝が水面に垂れ下がっているところである。

この場所が選ばれるのは、巣作りに適していると思われているからか、同じペアだからか、あるいはその子供なのか、よくわからないが。

ここでも、2月下旬ごろからカイツブリが縄張りを守るような行動を始めたが、なかなかペアが合流せず、実際に巣作りが始まったのは4月に入ってからだった。

 卵は5月7日~11日の間に順調に孵化し、5羽の雛が生まれた。

5羽も孵ると、1番目の子と最後の子の成長の差が大きくなったが、餌が豊富で、親がよく面倒を見て、みな順調に育つ。

そんなある日、巣の引越しがあった。何か前の巣を放棄するような理由があったのかもしれない。

▲新しい巣に乗る雛たち 5月29日

雛が生まれた1か月後ぐらいに、親たちは交尾をした。

 ▲交尾するペア  6月5日

▲6月8日の雛たち

▲2番子を抱卵する親 6月11日

しかし、この巣はカラスに襲われて雛は孵らなかったと聞く。

親鳥はあきらめず、すぐにまた卵を産む。

7月26日、なんと6羽もの雛が孵った。(しかし、残念ながら、2~3日後には5羽に減ってしまったが。)

この雛たちも、末っ子があまりにも小さく、みそっかす状態で心配だったが、遅れながらも無事に成長していった。

このペアは、5羽と5羽で10羽もの雛を育てたわけで、このペアの子育てはこれで終わったとばかり思っていたのだが、なんと、9月に入って、また抱卵しているという話を聞き、あわてて見に行った。

つづく

 

 

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