新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

横手東部酒蔵巡り②

2022-11-10 23:38:35 | 食文化

昨日の酒蔵巡りでは、増田の形に残っている酒蔵を見た後、メインイベントの廃業した酒蔵探しを開始。まずは蔵通り入口にある観光案内所に。詳しい人がいるかもと、期待しましたが、残念ながら不発。ただ石田理吉邸の人なら知っているかもと云われ、蔵と建物内部が公開されている石田理吉邸に。

入館料310円。話を聞くだけで、建物内部は見ないから、入館料は高く感じました。でもこういうところでケチってはいけません。料金を払って、受付の方に事情を話したところ、今日は石田家の関係者が不在だが、別な詳しい人が書いた書面があるとことで、引っ張り出してきてくれました。

その資料は増田町の酒造についてまとめたもので、小冊子にしたものの原稿のようでした。この資料を石田理吉邸の客間で30分ほど読ませて頂き、ちょっと贅沢な時間を過ごしてしまいました。

この資料に探していた増田酒造<百千鳥>、金星酒造<金星>、真人酒造<千寿>の詳細がある程度わかり、一番問題だった所在地探しも一度に解決。増田酒造は関係者が漆蔵資料館として使われていた場所かと思っていましたが、その斜め前の「門の酒屋」と呼ばれた酒蔵で、漆蔵の所有者とは一族だった模様。

金星酒造は、勇駒の石田久兵衛からの分家で、ここ石田理吉邸で醸造が行われていたが、先代の時(昭和30年代)に真人酒造に吸収される形で醸造を休止し、その後は医院として地域医療に貢献したとのこと。案内の方に聞くと、一時期増田酒造に委託生産していたこともあったが、敷地内の裏、今は草むらになっている場所で醸造をしていたのではと。

真人酒造は、この地区から真人公園に行く途中の真人地区にあった酒蔵。現在は跡形もないようですが、大体予想していた郵便局の向かい辺りにあったようです。昭和45年(1970)に勇駒に吸収合併されたとこと。

というわけで、入る時に高いと思った入館料は、とても安いものになってしまいました。

時々

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