引き続き、先日から考え出した10年後の想定の話。
費用の削減は難しいと先日書きましたが、政府では生産性向上を謳っています。学者先生たちは、中小企業での生産性向上は限りがあると指摘していますが、個人商店では更に限りがあり、結論としては「もっと働け」ということになり、働き方改革とは正反対になりそうです。
宿泊業として、生産性向上として大手企業が始めたことは、フロントの自動化、配膳ロボットの使用などがいい所でしょう。中にはフロントなしで、スマホでチェックイン出来、支払いもスマホなんてところも出ているようですが、それが出来るのは大手チェーン店位なもの。
ビジネスホテルなどは、フロントで受付の際に従業員と接し、その後部屋に入ってしまうと、従業員と接することはなく、また接しないことを良しとして宿泊する場合に利用することが多いとも云えます。
一方、YHや民宿などは、お客様との距離がもっと近く、受付の際にお客様がどんな感じか観察することはとても重要なことで、それによって、話しかけた方がよいのか、放置した方が良いのか、また食事の量などにも参考にしています。そこをロボット化する訳にもいきませんし、それをしたら、設備が貧弱なただの安宿になってしまいます。それを低価格だけを売りにして営業していくなら、それも手でしょうが、YHとしてはそれは望まないこと。そうなると機械導入による生産性向上は規模的にも性格上も難しくなるかと思います。
時々
のち