新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

ちらほら雪の知らせ/食用菊の収穫体験 

2023-10-21 23:08:15 | 季節

今年は紅葉が遅れていますが、そろそろ山岳部では見頃になってきたようです。しかし、本日は八甲田山(青森)で初冠雪となり、蔵王(宮城・山形)や八幡平(秋田・岩手)は雪のため通行止めになったとのこと。紅葉の遅れは山頂に雪、中腹に紅葉と綺麗な景色を演出していますが、一方で雪や凍結の恐れも出てきていますので、お気を付けください。山岳道路の一部では、夕方5時以降は夜間の通行規制も始まっています。

さて、本日は朝、お客様が出発前に食用菊の収穫体験となりました。朝食後、何気なく話をしていたら、今日は帰るだけだし、とのことで、ご自分で摘んで頂くことになりました。10分ほどで紫の食用菊がスーパー袋1/3ほど。以前買って茹でた時には、綺麗な色が出なかったとのことで、収穫時に、茹でる時にかなり多めのお酢をいることもお伝えしました。

来られるお客様は少ない時期ですが、今なら食用菊は持て余し状態ですので、大歓迎です。大手ホテルなどでは、有料で付随サービスも含めて体験ツアーなどとするのでしょうが、当YHではタイミングが合えば、持て余しているものは、持って行って頂くのは、こちらも助かりますので、お金をもらう訳には行きません。食用菊は次は黄色の菊がもう少ししたら収穫が始まりますので、11月上旬までは収穫できるかと思います。

時々

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他の宿泊施設ではあまりないこと?

2023-10-20 23:05:56 | 季節

今日はお客様がパラパラありましたが、夕食時に食堂に集まると、あら~!!と声が上がっていました。こちらは予約時にわかっており、面白いことになるなとは思っていましたが、たまたま昨年の今日と同じお客様が居合わせる形になりました。5月連休や夏休みなどは、毎年(のように)来られるお客様がいますので、そうした際には同様の光景を見ることがありますが、10月の平日ですので、お客様方も予想していなかったと思います。

当然、夕食時やその後も話の花が咲き、こちらとしても、そうしたことで盛り上がってくれることは非常にありがたいことですし、YHをやっていてよかったなどとも考えてしまいます。

さて、先日は夜9時半頃、突然玄関で声が聞こえてきました。滞在のお客様が何か用かなと思って出てみると、見知らぬ外国人。予約も連絡もなしの飛び込みでした。最寄駅から歩いてきたようで、もし休館していたら、どうしたのでしょうか。今年の6月には最寄駅から連絡があって迎えに行きましたが、外国人は無茶なことをするな、と思ってしまいます。

70~80年代のYH全盛期には、玄関に突然と云う飛び込みのお客様も見られたと云いますが、近年では宿泊客が少なくなっていることから、日本人ならやっているのかどうかを心配して、都会はべつとして、秋田の田園地帯のようなところでは、こうした行動をとる人はほぼ皆無になりました。

来られてしまい、部屋が空いていたら、何とかしてやろうと思いますし、部屋に余裕はありましたので、その日は宿泊して頂きました。大概の日には、使用する部屋の他に1部屋はすぐ使える状態にしておくようにしていますので、飛び込みでも対応可能ですが、気持ちの準備もありますので、事前にご連絡頂けると、助かります。また夜10時以降や無銭宿泊など、常識を超える飛び込みの場合はお断りすることもあります。

のち

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初のインボイス対応/食用菊(紫)の処理

2023-10-18 23:37:11 | 畑・工作

本日はビジネスのお客様の利用があったので、領収書を出しましたが、初めてこの10月より開始になったインボイス対応のものを使用しました。とはいっても、お客様への対応でいつもと異なるのは、領収書にインボイスの登録番号を書くこと程度。あとはこちらの事務上の処理があるだけです。数年前にこうなることを想定して、税込みの宿泊料を解りやすく(素泊まり3500円+税350=3850円:会員外)しておきましたので、計算もそんなに難しくありません。今回から領収書に税額もっ表記しないといけないので、税込み4,000円とした場合、1円単位で書くのは大変なことでしょう。

さて、今日は午前中に時間を作って、昨日収穫した紫の食用菊の処理。花びらをむしる作業は昨晩3時間かけて行いましたので、本日は茹でる工程から。お湯にたっぷりのお酢を入れて茹でること2時間。いくつかの団子が完成。これを今度は一食分になるように20g程ずつ小分けしてラップで包装。これも2時間ほどかかり、今回の収穫で120食分になりました。

一度にこれだけ収穫できれば、あと2回ほどで終わりそうです。ただ菊の花は一つの茎に3つの花をつけることが多く、真ん中の花から咲きますが、今回の収穫では1番花と2番花まで採ったものもありましたので、これからの収穫量は減る方向にあります。紫の菊の収穫が一段落すると、入れ替わりに黄色の食用菊の収穫が始まる予定で、当分は食用菊の面倒を見ることになりそうです。

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食用菊(紫)の初収穫

2023-10-17 23:25:32 | 畑・工作

本日、岩手山が初冠雪したとの報道がありました。昨年比4日遅れ、平年比11日遅れとのことで、少し冬が来るのが今年は遅いのでしょうか。8日に鳥海山が初冠雪した際は、平年比2日早く、昨年より2日遅れとのことでした。

朝、重い腰を上げて畑に出て、今年初の紫色の食用菊の収穫を行いました。夏の暑さで厳しいかと思っていましたが、予想よりも多くの花が咲き、1回目の収穫でしたが、1時間の作業でスーパー袋で4つほど収穫出来ました。

隣の黄色の食用菊はまだつぼみ状態。それでも上が重くなってきてこちらも傾き始めていたので、3段目の支柱を慌てて取り付け。紫色の菊は手遅れになりましたが、黄色の菊はこれで「ゴメンナサイ」することも少なく、収穫時にも楽が出来そうです。

その隣にはネギ畝があり、こちらは放置状態で草むらになってしまいましたが、菊の支柱を取り付ける時に強引に雑草をむしったり、踏んづけたりして、どうにか作業スペースを確保しました。それでも服の至る所に「ドロボウ草」と呼ばれる種が付いてしまい、家に戻ってから取るのに30分近くを要してしまいました。

のち

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10年後に安価な宿泊施設を経営するための模索⑭-経費を抑える

2023-10-16 23:24:20 | 経営

引き続き、先日から考え出した10年後の想定の話。

先日は一般論として、企業の利益を増やすには、売上を増やすか、費用を減らす、のどちらか、のうち売上を増やすことを書きました。もう一つの方法は費用を削減して利益を増やすことです。

今まで放漫経営をしてジャブジャブの利益が出ていたなら別ですが、開所以来厳しい状況が続き、当初から費用は出来るだけ削減してきたつもりです。経費を削り過ぎてお客様にご迷惑や嫌な気分をさせてしまうのは、本末転倒です。電気で見てみると、お客様がいる際には出来るだけ明るく、と考えていますが、営業開始2年後には白熱電球から蛍光管に、LED電球が割安になってきたら、必要なところは変えてきました。お客様がいない時には真っ暗になっており、音がすると住んでいる人間でもドキッとするほどです。

ただ、これらの光熱費もウクライナ侵攻以降、値上がりが続いており、今後はもっと高くなると考えておくべきでしょう。いっそ太陽光や風力などで自家発電とも考えましたが、投資の費用対効果はあまりなさそうですし、雪害などもあり初期投資の大きさも厳しいものです。

かつてはエアコンやストーブ使用の際に季節料金を頂いたこともありましたが、200円程度ではメリットは少なく、会計の時の手間や、中には自分は使わないから安くして、という人も出たり、期間を区切るとその境界の時の連泊はどうするなどの、問題が出たため、当YHでは通年同一料金にしています。

このため、今考えているのは、あまりにもニーズが低いサービスは今後、削っていこうと云うこと。とりあえずレンタサイクルは提供をやめています、というか、ここ数年ニーズが一切ありません。年1度のために自転車のメンテナンスは、どう考えても費用倒れになります。また10年ほど前から隣町六郷で格安レンタサイクルを町が提供していますので、そちらを紹介しようと思っています。他にもニーズがないことはカットする予定ですが、必要なサービスは当然残していきますので、ご安心ください。

時々

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10年後に安価な宿泊施設を経営するための模索⑬-どこまで値上げできる?

2023-10-15 23:22:59 | 経営

引き続き、先日から考え出した10年後の想定の話。

売上増のもう一つの手段は、客単価の引上げ、すなわち値上げです。ラーメン一杯3,000円の時に同じように15,000円にしてしまうのでは、今までの理屈は全て不要になります。では、どの程度の宿泊料が妥当なのか?ということに関しては、結論としては、その時の他の宿泊施設の料金を見ながら、ということになりそうで、今どうこう考えても結論が出ません。

昨年来、お客様から値上げした方が良いと云うことを云われることが増えました。廃業となっては、行く所が減ってしまうからとのことで、誠にありがたいことです。ただ、中途半端な値上げはイメージ低下だけで増収は微々たるものです。例えば、200円の値上げ、稼働率10%として年間500人の利用だとすると、10万円の増収にしかなりません。値上げによる増収を期待するなら1000円単位の値上げでないと、経営に影響は少ないと云えます。

最近、考えるのは、当YHでは年齢割引として22歳以下には大幅な割引料金としていますが、その割引をさらに大きくして、22歳以上の元々YHの対象としていなかった層の方には値上げを行うと云うこと。話を聞いていると、30歳以下と50歳以上では価値観に違いが出ており、50歳以上の人からは食事付きで5,000円は安すぎると云う意見も聞かれます。一方、若い人は食事なしの素泊まり、コンビニ弁当やカップ麺で食事を済ませると云う姿も良く見ます。このため、若い人には安くして、その分を年齢の上の方に少し出して頂く形もありかなと。それでも年齢割引をネットなどで事前に知って利用する人が少ないのが残念です。知らないで来られて、安くなると説明するとラッキーとばかりなるのは、こちらとしては普通に貰っておけばよかったとも考えてしまいます。

時々

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神社の栗拾い、2回目

2023-10-14 23:19:38 | 季節

今朝、ビジネスのお客様のシーズン3の滞在が終わり、駅に送っていきました。最終日は寂しくも感じますが、一方で無事に送り出せたことでホッとします。旅行のお客様は秋田でどう楽しんでもらうかとか、旅の疲れをゆっくり癒してもらうことを主眼としていますが、ビジネスのお客様は滞在の間、健康に問題がないかとか、旅行のお客様とは少し違う配慮が必要です。

さて、送迎の帰路に集落内の神社に寄り道をして、今季2回目の栗拾い。今回はだいぶ量があり、戻って見たら大ボウル一杯分と前回の倍近い量になりました。今年は栗も値上がりしているようで、1,2回合わせて買ったら1500円ほど量を神社から頂いたことになります。誠に感謝です。ビジネスのお客様も終わったことだし、少し時間に余裕がありそうですので、これからゆっくりと頂きます。

先日は、7月に最寄り駅で連絡が来た飛び込みの外国人のお客様から電話を頂きました。豪州で季節が反対だし、自分が行ったところの冬の景色を見てみたいと云うことで、SNSを聞かれましたが、現在やっているのはホームページとブログだけですので、表記は日本語だが、写真ならみられるブログを話しておきました。2年後にまた日本に来るとのことで、その時にはまた秋田に来てくれるとのこと。楽しみにしておきましょう。

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羽後交通バス、角間川線廃止

2023-10-13 23:15:46 | 季節

先日、買い物の際に道路沿いにあるバス停に作業員がいたので、どうしたものか?と思っていましたが、古い新聞を見ていたら、大曲-角間川間のバス路線が9月末にて廃止になったとのこと。今年春に、学生のいない土日に運休になったばかりでしたが、半年で路線廃止となってしまいました。

新聞では、この9月末に16路線が廃止となり、そのうち羽後交通の路線は一つ、最寄りの角間川線が該当とのこと。テレビなどでは人手不足の代表格のように路線バス会社が取り上げられることがあります。秋田でも新型コロナ流行直後に湯沢で運転手の手配が付かずに多くの路線が運休や間引き運転となり、そんなにコロナに感染したのか?と疑問に思っていました。

元々角間川と云うところは、江戸時代の川湊で反映していた地区。明治後半からは鉄道が通らなかったことから、ひっそりとしました。昭和40年代に秋田県全域で油田探査が行われ、この角間川でも試掘を行ったものの、油の代わりに温泉が湧き出し、当時の帝石から井戸の権利が大曲市に譲渡され、共同源泉として多い時には4軒の温泉宿がありました。そのため大曲駅よりバス路線が開設され、一時は賑わったようですが、最後の温泉宿が平成20年頃に閉鎖となり、現在は老人ホームでお湯が使用されている模様。マイカーブームに加え、温泉の衰退とともにバスのニーズも低下したとも云えます。

当YHでは開所当初、最寄り駅を大曲駅にするために、大曲駅からバスでと書いたこともあります。ただバス代が500円近くかかることや、バス便が少なく、バス停から当YHまで歩くと15分程度と、現在最寄り駅としている飯詰駅(徒歩20分強)からとあまり変わらないということから、開所以来バスで来られた方は数名でしかありませんでした。

時々

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10年後に安価な宿泊施設を経営するための模索⑫-客数増に耐えられる?

2023-10-12 23:14:03 | 経営

引き続き、先日から考え出した10年後の想定の話。

さて、そうした諸々の状況で、本題の10年後に安価な宿泊施設を経営するためにはどうしたらよいかという点です。一般論として、企業の利益を増やすには、売上を増やすか、費用を減らす、のどちらかになります。

ラーメン一杯3,000円の時に宿泊代5,000円であれば、価格競争力はかなりなものになるはずですので、今の2倍とまではいかないものの、ある程度の客数の増加は可能になると思います。ただ、薄利多売になる可能性もあり、その際に利益が出るかどうかは別に検討する必要があります。

また宿泊客が増えた場合、労働力が足りるかどうかの問題があります。連日満室ということにはならないかと思いますが、今と比べてもハードワークになることは間違いなく、10年後には年金受給者となる身で、それに耐えられるかどうかも大きな問題です。

もう一つの問題として、低価格での宿泊が可能となれば、来られるお客様は今、来て頂いているお客様とは少し異なる客層になることが考えられます。その際、今まで培ってきたことで対応できるかどうかです。また今まで来て頂いたお客様も着にくくなることも考えられ、その決断ができるかどうかということもあります。

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神社で栗拾い、1回目

2023-10-11 23:01:25 | 季節

今週も ビジネスのお客様の滞在が続いており、朝夕の送迎がありますので、朝の帰りに集落の神社に行って、今年1回目の栗拾いを行いました。まだそんなに多くは落ちていませんでしたが、10分ほどで500g程度、スーパーで売っているほどの量になりました。一人でこっそりと食べるのにはちょうどいい量です。

せっかく採れた栗ですので、お客様にも提供したいと考えましたが、はて、どうしたらお互いが簡単に食べられるだろうかと迷ってしまいました。以前近所の方からバケツで栗を頂いたことがあり、この時にはせっせと生栗をむいて、栗ご飯を作りましたが、とてつもない時間がかかりました。焼き栗は素人には難しそうです。茹で栗なら提供するのは簡単ですが、食べる側は、皮をむくのに手間がかかるし、運が悪いと食べたところに滓が散乱してしまいます。茹でて半分に切って、おしゃれにスプーンで食べるという方法もありますが、天然ものなので虫食いの可能性もあります。

ということで、当面はお客様への提供は様子見として、こっそり頂くことにしました。あしからず。大木なので、これから何度か拾いに行けるかと楽しみしています。

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