一昨日は飲み会でウォーキングを休みました。
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いた曲はブルックナーの交響曲第5番である。
交響曲第5番変ロ長調は1875年から1878年にかけて作曲された。
聴いたCDはルドルフ・ケンペ指揮、
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
交響曲第5番変ロ長調は難解な曲である。
中学生の頃クナッパーツブッシュ盤を聴いた時は、
訳が分からず、そのまましばらく聴かずにいたのだが、
高校生になって再び聴いたらこの音楽にはまってしまった。
いつ聴くかによっても音楽の聴き方は違うし、
おそらく中学の頃にはこの音楽を聴くほど、
私の耳は肥えていなかったのだろう。
第一楽章アダージョ-アレグロは、序奏つきのソナタ形式。
序奏のアダージョは低弦のピッチカートに乗って、
弦楽器がゆるやかな旋律を奏で、
その後金管楽器による華やかなコラールが続く。
主部のアレグロに入るとヴィオラとチェロが第一主題を奏で、
第二主題が弦楽器による沈んだ表情の旋律が奏でられる。
第三楽章は牧歌風の旋律でこれらの主題が展開されていくが、
この楽章では金管楽器が活躍し、なかなか爽快感がある。
コーダで金管楽器が加わって盛り上がって終わるところも素晴らしい。
第二楽章アダージョは弦のピッチカートに乗って、
オーボエが寂しげな旋律を奏でていく。
もう一つは弦楽合奏による味わいある美しい旋律が奏でられる。
この二つの主題をもとに展開されていく。
人生の苦悩と過去への憧憬と回想を表現したような素晴らしい楽章である。
第三楽章スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェは、
複合三部形式で書かれている。
せわしく荒々しい感じの第一スケルツォと
レントラー風の第二スケルツォが繰り返される。
中間部のトリオは牧歌風の穏やかな旋律。
そして再びスケルツォが繰り返され、
最後は金管楽器中心に華々しくおわる。
第四楽章フィナーレはアダージョの序奏で始まり、
始まりは第一楽章と同じような感じで始まるが、
ここでクラリネットがこの楽章の主題の一部動機を示す。
そして第一楽章の第一主題、第二楽章の第一主題が回想される。
主部に入りチェロとコントラバスが第一主題を力強く奏で、
これがフーガ風に展開していく。
そしてヴァイオリンがスケルツォ楽章のレントラー風の
主題に似た第二主題を奏で、金管楽器によるコラールが現れる。
このコラール風主題と第一主題が絡み合い二重フーガを形作る
これを繰り返しながら壮大な音楽を作り上げ、
最後は全楽器により盛り上がり、華々しく堂々と終わる。
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いた曲はブルックナーの交響曲第5番である。
交響曲第5番変ロ長調は1875年から1878年にかけて作曲された。
聴いたCDはルドルフ・ケンペ指揮、
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
交響曲第5番変ロ長調は難解な曲である。
中学生の頃クナッパーツブッシュ盤を聴いた時は、
訳が分からず、そのまましばらく聴かずにいたのだが、
高校生になって再び聴いたらこの音楽にはまってしまった。
いつ聴くかによっても音楽の聴き方は違うし、
おそらく中学の頃にはこの音楽を聴くほど、
私の耳は肥えていなかったのだろう。
第一楽章アダージョ-アレグロは、序奏つきのソナタ形式。
序奏のアダージョは低弦のピッチカートに乗って、
弦楽器がゆるやかな旋律を奏で、
その後金管楽器による華やかなコラールが続く。
主部のアレグロに入るとヴィオラとチェロが第一主題を奏で、
第二主題が弦楽器による沈んだ表情の旋律が奏でられる。
第三楽章は牧歌風の旋律でこれらの主題が展開されていくが、
この楽章では金管楽器が活躍し、なかなか爽快感がある。
コーダで金管楽器が加わって盛り上がって終わるところも素晴らしい。
第二楽章アダージョは弦のピッチカートに乗って、
オーボエが寂しげな旋律を奏でていく。
もう一つは弦楽合奏による味わいある美しい旋律が奏でられる。
この二つの主題をもとに展開されていく。
人生の苦悩と過去への憧憬と回想を表現したような素晴らしい楽章である。
第三楽章スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェは、
複合三部形式で書かれている。
せわしく荒々しい感じの第一スケルツォと
レントラー風の第二スケルツォが繰り返される。
中間部のトリオは牧歌風の穏やかな旋律。
そして再びスケルツォが繰り返され、
最後は金管楽器中心に華々しくおわる。
第四楽章フィナーレはアダージョの序奏で始まり、
始まりは第一楽章と同じような感じで始まるが、
ここでクラリネットがこの楽章の主題の一部動機を示す。
そして第一楽章の第一主題、第二楽章の第一主題が回想される。
主部に入りチェロとコントラバスが第一主題を力強く奏で、
これがフーガ風に展開していく。
そしてヴァイオリンがスケルツォ楽章のレントラー風の
主題に似た第二主題を奏で、金管楽器によるコラールが現れる。
このコラール風主題と第一主題が絡み合い二重フーガを形作る
これを繰り返しながら壮大な音楽を作り上げ、
最後は全楽器により盛り上がり、華々しく堂々と終わる。