Mars&Jupiter

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レポ・スメラの交響曲第2番を聴く

2010-08-22 06:00:44 | 古典~現代音楽バルト3国編
昨日はウォーキングを休みました。
途中聴いたのは1950年生まれのレポ・スメラの作品である。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
交響曲第2番は1984年に作曲された。
原曲は1982年に作曲したヴァイオリンとピアノのための作品のようだ。
曲は初演者でエストニアの指揮者であるペーター・リルジェに献呈されている。
聴いたCDはパーヴォ・ヤルヴィ指揮、マルメ交響楽団の演奏による。
第一楽章モデラート・トランクィロは、弦楽器のみに始まり、
それに2本のハープが加わり、繊細で幻想的な旋律が繰り返される。
やがて金管楽器も加わり盛り上がりをみせる。
この一つ目のモチーフがしばらくは繰り返されていく。
もう一つは打楽器と金管楽器による荒々しい感じのモチーフである。
再び最初のモチーフが繰り返されたあと、二つ目のモチーフが現れ、
やがてその二つのモチーフは重なりながら、切れ目なく第二楽章に続く。

第二楽章インテルルディウムは、鐘が鳴り響く中、
打楽器と弦楽器が荒々しい音楽を続けていき、それが終わったあと、
ハープの音の上で、弦楽器が旋律を奏でていくが、
これは第一楽章の最初のモチーフを変形させたものである。
それが終わると管楽器中心とした音楽になって終わる。
第三楽章スピリトーソは、鐘が鳴り響き、ハープの音の上に、
弦楽器が第一楽章の最初のモチーフを繰り返し、変形させていく。
このモチーフを繰り返し、第一楽章のもう一つのモチーフも絡んでいく。
壮大さも感じさせながら、ダイナミックに音楽は展開していく。
終わりの方で、トランペットの音が鳴り響くと、
弦楽器とハープのみになり、最後は消え入るように幻想的に終わる。
コメント (2)
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