昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いたのは1875年生まれのメラルティンの作品である。
彼の略歴については以前交響曲編で触れたので省略する。
交響曲第4番「夏の交響曲」作品80は1912年に作曲された。
聴いたCDはピア・フロイントのソプラノ、
リッリ・パーシキヴィのメゾ・ソプラノ、
ラウラ・ニュカネンのアルト、レオニード・グリン指揮、
タンベレ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、冒頭から勇ましい感じで始まる。
この第一主題はリヒャルト・シュトラウス風であるが、
続く第二主題は対照的で民謡風の旋律である。
これらの主題はその後展開部で情熱的な音楽になっていき、
それはシベリウスの交響曲第2番を想起させる。
最後は弦楽器中心に静かになって終わる。
第二楽章スケルツォ(ヴィヴァーチェ)は、三部形式の曲である。
ティンパニが荒々しく叩く音に続き、
民謡風の旋律が軽快に躍動的に奏される。
中間部は木管楽器が活躍する幻想的な感じの音楽。
再び冒頭の旋律が奏されて終わる。
第三楽章アンダンテは、フルートの音に始まる。
それは鳥のさえずりを描写しているようでもある。
ヴァイオリン・ソロと管弦楽全体で、甘美な音楽が展開され、
ヴォカリーズによるソプラノ独唱が入り、
これにメゾ・ソプラノとアルトが加わり、絡み合っていく。
幻想的でのどかな感じのこの音楽は、素晴らしい。
フィンランドの雄大な自然の風景が描写されているようで、
まさにこの作品の中で最も印象に残る楽章である。
第四楽章ロンド・フィナーレは、荒々しい打楽器のリズムに乗り、
弦楽器が速い旋律を奏でていき、そこに管楽器が加わり、
勇ましく堂々とした主題といきいきとした民謡風の旋律が現れ、
この二つの主題を中心に音楽が展開されていく。
コーダではコラール風の旋律が、金管楽器に現れ、盛り上がり、
最後は華やかな感じで終わるが、この終わり方はマーラー風である。
さすが、マーラーの交響曲をフィンランドに最初に紹介した
作曲家らしい部分だなと思ってしまうのである。
途中聴いたのは1875年生まれのメラルティンの作品である。
彼の略歴については以前交響曲編で触れたので省略する。
交響曲第4番「夏の交響曲」作品80は1912年に作曲された。
聴いたCDはピア・フロイントのソプラノ、
リッリ・パーシキヴィのメゾ・ソプラノ、
ラウラ・ニュカネンのアルト、レオニード・グリン指揮、
タンベレ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、冒頭から勇ましい感じで始まる。
この第一主題はリヒャルト・シュトラウス風であるが、
続く第二主題は対照的で民謡風の旋律である。
これらの主題はその後展開部で情熱的な音楽になっていき、
それはシベリウスの交響曲第2番を想起させる。
最後は弦楽器中心に静かになって終わる。
第二楽章スケルツォ(ヴィヴァーチェ)は、三部形式の曲である。
ティンパニが荒々しく叩く音に続き、
民謡風の旋律が軽快に躍動的に奏される。
中間部は木管楽器が活躍する幻想的な感じの音楽。
再び冒頭の旋律が奏されて終わる。
第三楽章アンダンテは、フルートの音に始まる。
それは鳥のさえずりを描写しているようでもある。
ヴァイオリン・ソロと管弦楽全体で、甘美な音楽が展開され、
ヴォカリーズによるソプラノ独唱が入り、
これにメゾ・ソプラノとアルトが加わり、絡み合っていく。
幻想的でのどかな感じのこの音楽は、素晴らしい。
フィンランドの雄大な自然の風景が描写されているようで、
まさにこの作品の中で最も印象に残る楽章である。
第四楽章ロンド・フィナーレは、荒々しい打楽器のリズムに乗り、
弦楽器が速い旋律を奏でていき、そこに管楽器が加わり、
勇ましく堂々とした主題といきいきとした民謡風の旋律が現れ、
この二つの主題を中心に音楽が展開されていく。
コーダではコラール風の旋律が、金管楽器に現れ、盛り上がり、
最後は華やかな感じで終わるが、この終わり方はマーラー風である。
さすが、マーラーの交響曲をフィンランドに最初に紹介した
作曲家らしい部分だなと思ってしまうのである。