Mars&Jupiter

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ヴァン・ホルンボーの交響曲第10番作品105を聴きながら、二俣川から西谷まで歩く

2010-08-17 05:28:27 | 古典~現代音楽デンマーク編
昨日は二俣川から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1909年生まれのホルンボーの作品。
彼の略歴については以前交響曲編で触れたので省略する。
交響曲第10番作品105は1970年から1971年の間に作曲され、
翌1972年1月27日にシクステン・エールリンク指揮、
デトロイト交響楽団によって初演された。
その後若干修正を入れた改訂版が作られ、
同年9月7日に、デンマーク国立放送交響楽団により
ブロムシュテット指揮の下、デンマークにおける初演がなされた。
この作品はウォルト・ホイットマン著の『草の葉』の詩集の中の、
「幻影たち(Eidolons)」と関係しているようだ。
聴いたCDはオウェイン・アーウェル・ヒューズ指揮、
オーフス交響楽団の演奏によるものである。

第一楽章ポコ・ソスティナート-アレグロ・エスパンシーヴォは
冒頭で打楽器の強烈な一音に始まり、フルートなど管楽器が入り、
弦楽器も入り、ややシリアスな感じで音楽が始まる。
この部分は何回か繰り返され、やがて弦楽器中心に
速く躍動的な旋律が奏されるようになり、
これに金管楽器や打楽器が絡んでいく。
そして管楽器にはやさしく牧歌風の旋律が現れ、
それが終わると打楽器と金管楽器による荒々しい音楽になり、
盛り上がりを見せながら、小太鼓の音と共に激しく終わる。

第二楽章アンダンテ・アッフェットゥオーソは、
弦楽合奏によるユニゾンの旋律に始まり、
それに金管楽器が加わって、絡んでいく。
色んな楽器による旋律の重なりあう部分や、
打楽器と木管楽器の扱い方については、
ニールセンからの影響を感じさせる。
激しく盛りあがりをみせてクライマックスを築いたあとは、
弦楽器と木管楽器によるおだやかな音楽になり、静かに終わる。
第三楽章アレグロ・コン・フォルツァは、
木管楽器中心に一定の音型が繰り返され、それを弦楽器が引き継ぎ、
やがては金管楽器や打楽器が加わり、荒々しくなる。
いったん静まってからは、弦楽器中心に静かに曲は進行していくが、
再び管楽器が加わり、激しい部分と幻想的な部分を見せながら、
打楽器と金管楽器によりクライマックスを築き、
最後は弦楽合奏だけが残り、静かに終わる。
コメント
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