Mars&Jupiter

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オスヴァルダス・バラカウスカスの交響曲第4番を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2010-08-27 05:22:20 | 古典~現代音楽バルト3国編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いた曲は、1937年生まれのバラカウスカスの作品である。
リトアニアの作曲家である彼の略歴は以前触れたので省略する。
交響曲第4番は、1998年に作曲された。
聴いたCDはヨザス・ドマルカス指揮、
リトアニア国立管弦楽団の演奏による。
第一楽章オクタは、作曲者が考案した8音の音階を意味する。
長い弦楽器の持続音の上にハープが音を重ね、
それぞれの弦楽器がさらに音を重ねていき、
幻想的で彼独特の音楽を作りあげていく。
やがて、フルートやティンパニなど木管楽器・打楽器も加わり、
弦楽器同士が旋律のやりとりを激しく繰り返しながら、
曲は金管楽器も加わって何回か盛り上がりをみせ、
最後は弦楽器とトランペットが残って静かに終わる。

第二楽章ヘンデカは、11音の音階を意味する。
冒頭から弦楽器中心に荒々しくリズミックな音楽が奏される。
管楽器や打楽器、そしてピアノなども加わっていく。
いったん、その音楽がおさまって静かになったかと思うと、
木管楽器を中心としたリズミックなアンサンブル、
そして金管楽器を中心としたリズミックなアンサンブルが続き、
最後はオーケストラ全体で荒々しくリズミックな音楽が展開され、
最後は弦楽器のみが残って颯爽と終わる。
第三楽章デカは、10音の音階を意味する。
弦楽器の長い持続音の上にハープが音を重ね、
弦楽器もそれぞれの動きをみせていき、木管楽器も加わり、
第一楽章と同じく幻想的な音楽が展開されていく。
現れては消えていく音型、変化し続ける音楽、
どこに向かっていこうとするのかわからない指向性の不透明感。
それが、この作品の特徴なのだろうか。
金管楽器が加わり音楽は激しさを増すようになり、
その中で低弦は2音による音型を繰り返していく。
それが終わるといったん静まり、弦楽器は動きをやめ、
弦の持続音の上に管楽器中心に旋律を奏で、ハープも加わり、
最後はハープと弦楽器のみが残り、神秘的な中で静かに終わる。
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