Mars&Jupiter

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ヨゼフ・マルティン・クラウスの交響曲嬰ハ短調VB140を聴きながら大口駅から馬場まで歩く

2010-08-11 21:54:44 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今日は大口駅から馬場まで歩きました。
そして、そのあとは妙蓮寺駅まで歩きました。
途中聴いたのは1756年生まれのクラウスの作品である。
ヨゼフ・マルティン・クラウスはドイツのミンテンベルクに生まれ、
少年時代をアモールバッハで過ごし、
マンハイムのギムナジウムで学んだ。
1773年初めからはマインツ大学に入り、哲学と法律を学び、
エアフルトで音楽を学んだようである。
1778年にはスウェーデンのストックホルムに移住し、
グスタフ3世の宮廷の楽長に1781年から就任した。
ヨーロッパ各地での音楽修行を終えて、
帰国後はスウェーデンの宮廷のために多くの作品を残した。
ということもあって、ここではスウェーデンの作曲家として取り上げる。
今回からは北欧(バルト三国を含む)の作品を取り上げていく。
12曲ある交響曲は1780年から1792年の間に作曲され、
交響曲嬰ハ短調VB140は、1781年に作曲されたようだ。
聴いたCDはヴェルナー・エールハルト指揮、コンチェルト・ケルンの演奏。

第一楽章アンダンテ・ディ・モルトは、悲痛な弦の旋律から始まる。
この序奏が終わってから、軽快だが哀愁漂う主題が奏される。
「スウェーデンのモーツアルト」とも言われるようだが、
それが納得できるように音楽はモーツアルト風である。
第二楽章アンダンティーノは、ゆったりとした優雅な音楽。
弦楽器同士が絡み合いながら弦楽器のみで展開していく。
第三楽章メヌエットⅠ&Ⅱは、弦楽器が主題を奏で、
ホルンが加わる一つ目のメヌエットと、
弦楽器のみによるメヌエットを交互に奏していく。
第四楽章アレグロは、軽快な感じで弦楽器により始まる。
フルートとホルンも加わりながら奏される主題をもとに展開され、
中間部で二本のフルートが奏でる旋律が印象的である。
最後息詰まるように盛り上がり見せて、颯爽とした感じで終わる。
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