Mars&Jupiter

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サー・フレデリック・ハイメン・コーエンの交響曲第6番ホ長調「田園詩風」を聴きながら、緑園都市まで歩く

2012-10-15 05:51:05 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は久しぶりに二俣川から緑園都市まで往復して歩きました。
途中聴いたのは1852年生まれのコーエン(カウエン)の作品。
彼は、ジャマイカのキングストンで生まれた4歳の頃イギリスに移った。
フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学ライプツィヒで学び、
ハウプトマンやライネッケに師事したようだ。
プロイセン=オーストリア戦争が勃発すると帰国し、
その後はハレ管弦楽団などで指揮者を務めたりした。
交響曲第6番ホ長調「田園詩風」は1897年に作曲された。
同年3月31日ハンス・リヒターの指揮によりロンドンで初演されている。
演奏はダグラス・ボストック指揮、オーフス交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
ヴァイオリンが牧歌的な第一主題を奏でて始まる。
それにフルートなど木管楽器が絡み合っていき、
ドイツ的な部分を感じさせ、ロマンティックである。
第二主題は大らかな感じの旋律である。
そして展開部に入り、第一主題から展開されていくが、
リヒャルト・シュトラウスを感じさせるようなところもある。
そしてそれぞれの主題が再現されて、
主題の一部を繰り返しながら盛り上がりをみせ、最後は力強く終わる。

第二楽章アレグロ・スケルツァンドは、
イングリッシュ・ホルンがやや影のある叙情的な旋律を奏でて始まる。
弦楽器は対照的な明るく牧歌的な旋律を奏でていく。
その二つの旋律を中心に曲は進行し、最後はおだやかに終わる。
第三楽章アダージョ、モルト・トランクィロは、
低弦により重々しくゆったりと始まる。
弦楽器に木管楽器も絡みながら、甘く優しい旋律が奏でられていく。
フルートやクラリネットなど木管楽器群と、
弦楽器群が交互に現れながら、旋律を受け継いでいき、
ドラマティックに盛り上がる部分も見せながら、最後おだやかに終わる。
第四楽章モルト・ヴィヴァーチェは、
弦楽器により堂々とした感じの旋律が奏でられる。
その旋律をもとに展開されていく技法はなかなかである。
最後は明るく平和な雰囲気の中、おだやかに終わる。
コメント
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