Mars&Jupiter

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ベンジャミン・ブリテンの4つの海の間奏曲作品33aを聴く

2012-10-24 06:31:33 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1913年生まれのブリテンの作品。
4つの海の間奏曲作品33aは、1944年に作曲された。
オペラ「ピーター・グライムズ」の中の間奏曲からとられ、組曲に編曲された。
今回聴いたCDの演奏はアンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団による。
第1曲「夜明け」は第1幕第1場への間奏曲である。
弦楽器のユニゾンで始まり、管楽器が絡むところは、
うまく夜明けの感じを描写しており。
徐々に空が白々としていくかのように盛り上がっていく。
最後は弦楽器のユニゾンが繰り返されて静かに終わる。
第2曲「日曜の朝」は第2幕第1場への間奏曲である。
ホルンの響きとともに木管楽器が軽快な旋律を奏で、
弦楽器がそれを受け継ぎ、木管楽器がそれに絡んでいく。
もう一つの対照的なゆったりとした旋律が弦楽器により奏され、
再び軽快な旋律が金管楽器によって現れ、
もう一つのゆったりとした旋律と絡み、最後は静かに終わる。
第3曲「月光」は第3幕第1場への間奏曲である。
ゆったりとした旋律が弦楽器により奏されて始まる。
夜を表すその旋律にフルートが絡んでいき、
やがて弦楽器中心に盛り上がったあと、静まって終わる。
第4曲「嵐」は第1幕第2場への間奏曲である。
荒々しい感じの旋律が弦楽器と金管楽器、打楽器により示される。
木管楽器による軽快な旋律や弦楽器によるゆったりした旋律など、
様々な旋律が絡みながら、徐々に盛り上がり、最後は力強く終わる。
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