Mars&Jupiter

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ロバート・シンプソンの交響曲第5番を聴きながら、二俣川から三ツ境まで歩く

2012-12-02 18:04:21 | 古典~現代音楽イギリス編
一昨日はウォーキングを休み、
昨日は二俣川と三ツ境駅の間を往復しました。
途中聴いたのは1921年生まれのシンプソンの作品。
交響曲第5番は1972年に作曲され、ロンドン交響楽団に献呈された。
初演は1973年3月3日アンドリュー・デイヴィス指揮で、
ロンドン交響楽団の演奏により行われた。
今回聴いたCDはヴァーノン・ハンドリー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるものである。
作品は5つの部分から構成されている。
第1部アレグロは、弦楽器により静かに始まる。
それは宇宙空間を感じさせるようでもあり、
木管楽器などが絡んでいくのだが、
突然大音響で管弦楽が鳴り響き、その沈黙は破られる。
金管楽器と打楽器が活躍し、盛り上がった後、
静まったかと思うと、再び荒々しい大音響となる。
ところどころではニールセンの音楽を思わせるところがある。
めまぐるしく変化をし、繰り返される音型が印象的である。
弦楽器の伸ばす音に、金管楽器や打楽器が絡みながら、
最後は静まった音になり、第2部にそのまま続く。

第2部シャコンヌⅠ(コモド・エ・トランクィロ)は、
弦楽器の伸ばした音や揺れる音に、フルートなど木管楽器が絡んで、
シャコンヌ風で室内楽的な音楽が展開され、幻想的な音楽である。
この音楽もニールセン風で、最後は静かに終わり、次の第三部に続く。
第3部スケルツィーノ(モルト・ヴィヴァーチェ)は、
小太鼓のたたくリズムから始まり、軽快に曲は進行していく。
同じ音型をオスティナート風に繰り返しながら、
徐々に金管楽器中心に盛り上がっていく。
そのあと静まっていき、第4部に続く。
第4部シャコンヌⅡ(アダージョ)は、
チェロとバスーンによるユニゾンで旋律が奏でられた後、
弦楽器の刻むリズムの上で、弦楽器が旋律を奏でていき、
木管楽器も加わりながら、ゆったりと旋律が奏でられ、
打楽器や金管楽器がそれに時々変化を与えていく。
弦楽器と木管楽器により音型が繰り返され、
徐々に盛り上がる中、次の第5部に切れ目なく。
第5部フィナーレ(モルト・アレグロ・エ・コン・フォーコ)は、
打楽器と金管楽器が活躍し、荒々しい部分をみせ、
第一部のモティーフが現れながら、
弦楽器と木管楽器による部分と対照的な感じをみせていく。
静と動が繰り返され、金管楽器が鳴り響き同じ音型が繰り返され、
弦楽器の揺れるような音はニールセンの世界を感じさせる。
そうはいえ、第5部は盛り上がりの部分と静かな部分が繰り返され、
どこで終わるのかがわからない面白い音楽なのである。
金管楽器と打楽器により力強く終わったかと思うと、
弦楽器のみの静かな部分となり、また金管楽器が鳴り響いたかと思うと、
静かな部分が現れ、これが繰り返されながら、
弦楽器が長い音を伸ばして最後は静かに終わる。
コメント
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