Mars&Jupiter

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ウィリアム・アルウィンの交響曲第5番「ハイドリオタフィア(壷埋葬)」を聴く

2012-12-10 06:22:08 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1905年生まれのアルウィンの作品。
交響曲第5番「ハイドリオタフィア(壷埋葬)」は、
1973年に開催されるノリッジ・トレンニアル・フェスティヴァルのために
芸術文化振興会の委嘱を受けて1973年に作曲された。
今回聴いたCDはウィリアム・アルウィン指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によるものである。
17世紀の作家トーマス・ブラウンという人物が、
1658年に出版された本のタイトルからとっているこの交響曲は、
単一楽章制となっており、短い序奏のあとに小太鼓のリズムに合わせ、
旋律が奏でられていき、打楽器と金管楽器により荒々しい音楽が展開される。
そのあとファゴットやオーボエなど木管楽器が活躍する部分が現れ、
再び金管楽器によりやや荒々しくなったあと、
静まって深く沈んだような音楽となり、チェロが嘆くように奏でていく。
弦楽器中心の音楽となり、木管楽器や金管楽器が絡んでいく。
そしていったん静まったあとは、回想するかのような音楽となり、
そのあとスケルツォ風の荒々しい音楽になり、
金管楽器や木管楽器が活躍し、幻想的な旋律が現れ、
再び打楽器と金管楽器による荒々しい音楽となり、盛り上がる。
その後静まってからは、鐘の音が鳴り響き、金管楽器がコラール風に旋律を奏で、
弦楽器が歌うように叙情的な旋律を奏でて、金管楽器がそれに絡んでいく。
鐘が鳴り響く中、おだやかで神秘的な音楽が弦楽器中心に奏でられていき、
ハープやフルートも響く中、最後はおだやかに終わる。
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