ロジャー・クィルターの３つのイギリス舞曲作品11を聴く

昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1877年生まれのクィルターの作品。
サセックスのホーヴで生まれた彼は、イートン・カレッジで学んだあと、
フランクフルト高等音楽院で学んだ。
３つのイギリス舞曲作品11は1910年頃作曲され、
６月30日クィーンズ・ホールで初演された。
今回聴いたＣＤはリチャード・ヒコックス指揮、
ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランドの演奏によるもの。
第１曲アレグロ・ジョコーソは、明るくいきいきとした旋律が、
弦楽器によって奏され、木管楽器なども絡んでいく。
イギリスの田園風景を感じさせるような曲で、最後はおだやかに終わる。
第２曲アレグロ・スケルツォーソは、
舞踏風の旋律が弦楽器により軽快に奏されていく。
旋律が変形されながら繰り返されて終わる。
第３曲アレグロ・ノン・トロッポ、マ・コン・スピリートは、
軽快で明るい旋律が弦楽器により奏され、
鈴の音が鳴り響き楽しい感じの曲である。
中間部では対照的な叙情的な旋律が現れ、
冒頭の明るい旋律が繰り返され、華やかに終わる。