Mars&Jupiter

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ハワード・ハンソンの交響曲第6番を聴く

2014-05-09 05:08:43 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1896年生まれのハンソンが、
1967年から68年にかけて作曲した交響曲第6番である。
この作品はニューヨーク・フィルハーモニック創立125年を記念し、
委嘱を受けて作曲された作品であり、バーンスタインと、
ニューヨーク・フィルハーモニックに献呈されたということである。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
今回聴いたCDはジークフリート・ランダウ指揮、
ウェストチェスター交響楽団による演奏である。
第一楽章アンデンテは、木管楽器の優しい響きに始まり、
打楽器の力強い音と、金管楽器がそれに絡んだあと、
弦楽器を中心に3つの音型を特徴とする旋律を奏で、
木管楽器もそれを引き継がれて、最後静かに終わる。
第二楽章アレグロ・スケルツァンドは、
スネア・ドラムの音に始まり、木管楽器が絡み、
他の楽器も加わり、緊迫感のある荒々しい音楽が展開されていく。
中間の穏やかな部分を経て、再び荒々しくなり、
金管楽器が活躍して盛り上がったあと、
静まって弦楽器中心の穏やかな音楽になり、クラリネットの音で終わる。

第三楽章アダージョは、弦楽器が叙情的な旋律を奏でて始まる。
それにホルンやトランペットなどや木管楽器が絡んでいく。
金管楽器によりいったん盛り上がりをみせていったあと、
再び弦楽器のみとなり、チェロが歌うように旋律を奏でていく。
それにフルートが絡んで曲は進行し、最後は静かに終わる。
第四楽章アレグロ・アッサイは、弦楽器によるせわしない感じの旋律で始まり、
木管楽器がそれに絡んでいき、トランペットなども絡み、緊張感を加えていく。
そのあとチェロなど弦楽器が歌うように旋律を奏で、
金管楽器も加わり盛り上がりをみせたところで終わる。
第五楽章アダージョは、低弦のゆったりとした旋律で始まる。
それに木管楽器が応えるように旋律を奏で、金管楽器も加わる。
そのあとはこの旋律を繰り返し、ティンパニの音が叩かれ、
徐々に盛り上がりをみせていき、切れ目なく次の楽章に続く。
第六楽章アレグロは、第四楽章のせわしない感じの旋律が繰り返されていく。
トランペットなどの金管楽器やティンパニも加わり、
緊迫感のある音楽を展開し、最後盛り上がったところで終わる。
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