Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

エリク・ベルイマン(ベリマン)のオーバード作品48を聴く

2013-08-20 06:01:22 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1911年生まれのフィンランドの作曲家ベルイマンが、
1958年に作曲した管弦楽のための「オーバード」作品48である。
ベルイマン(ベリマン)はシベリウス音楽院で学び、
その後ベルリンでハインツ・ティーセンに師事し、
スイスのアスコナでウラディーミル・フォーゲルに師事した。
そして1963年からはシベリウス音楽院で教鞭をとった。
今回聴いたCDはヨルマ・パヌラ指揮、
フィンランド放送交響楽団の演奏によるもの。
ミュージック・セリエルの技法で作曲された作品で、
朝を描写した神秘的な感じで始まるが、
これはイスタンブルでの経験がもとになっているようだ。
打楽器のリズムにも特徴がみられる。
荒々しくなったり、静まったりを繰り返し、最後静かに終わる。
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ヨウニ・カイパイネンの「祝福されし高き三位一体(アンティフォナSATB)」作品40を聴く

2013-08-19 06:07:41 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1956年生まれのフィンランドの作曲家、
カイパイネンが1992年に作曲した「祝福されし高き三位一体」作品40である。
カイパイネンはヘルシンキで生まれ、シベリウス音楽院で学び、
アリウス・サッリネンやパーヴォ・ヘイニネンなどに師事した。
今回聴いたCDはティモ・ラハティネンのバリトン、
マッティ・ヒヨッキ指揮、ヘルシンキ大学男声合唱団、
パシ・ヒヨッキ指揮、タピオラ合唱団による演奏によるもの。
一音を伸ばした合唱の上で、女声合唱が歌を重ねていく。
神秘的な感じのハーモニーが作り出され、
男声パートも歌を歌い、重なりあう。
中間部から女声合唱が動きのある音型を繰り返し現代的であるが、
そのあと女声による中世風の素朴な感じの歌が歌われ、
男声がそれにハーモニーを重ねていく。
このあたりの合唱は美しく、聴き応えがある。
男声と女声の掛け合いで盛り上がりをみせたあと、
現代的な響きが生まれながら、最後静かに終わる。
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セリム・パルムグレンの「3つの夜想的情景」作品72を聴く、そしてやさい家めいでの夕食

2013-08-18 06:19:07 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日は朝早くから仕事で忙しい一日でした。
夜は横浜ルミネでやさい家めいに入り、夕食。
出てくる野菜が新鮮でおいしく、なかなか満足できました。
玉ねぎとホエー豚の焦がし山椒バターにしても、
お野菜たっぷりカレーにしても、
主役は野菜だなと思わせるくらいに野菜の存在感がありました。
さて、今回取り上げるのは、1878年生まれのフィンランドの作曲家、
パルムグレンが作曲した「3つの夜想的情景」作品72である。
1822年代に楽譜が出版されたようだが作曲年代は詳しく分からない。
パルムグレンは1895年から99年にかけてヘルシンキの音楽院で学び、
ベルリンでアンゾルゲやブゾーニなどにピアノを師事し、
ピアニストとして演奏活動を行い、指揮者としても活動した。
1921年アメリカ合衆国に渡り、イーストマン音楽学校の作曲科で教え、
その後フィンランドに戻り、ピアノ曲や合唱曲を中心に作曲した。
今回聴いたCDは館野泉のピアノ演奏によるもの。
第1曲「星はまたたく」は、高音のピアノが、
夜空にまたたく星の様子を描写しながら、
その音に乗って、叙情的な旋律が奏でられていく。
第2曲「夜の歌」は、叙情的で歌うような旋律が、
徐々に情熱的に盛り上がりをみせながら、奏でられていく。
第3曲「曙」は、神秘的な旋律が流れるように奏でられて始まる。
夜が明ける様子が、ピアノの装飾音で示され、叙情的な曲である。
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ロベルト・カヤヌスの小さなワルツを聴く

2013-08-17 04:57:04 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日もウォーキングを休んでいます。
今回取り上げるのは、1856年生まれのフィンランドの作曲家、
カヤヌスが作曲した小さなワルツである。
1800年代終わりに作曲されたようだが詳しくは分からない。
カヤヌスはヘルシンキで学んだあと、ドイツに留学し、
ライプチヒ音楽院でハンス・リヒターに指揮法を学び、
ライネッケなどに師事し、パリではスヴェンセンに師事した。
主に指揮者として活躍をしたが、作曲家としても活躍し、
代表作の交響詩「アイノ」は、シベリウスに影響を与えた。
今回聴いたCDは館野泉のピアノ演奏によるもの。
叙情的な旋律が奏でられて始まるそれは北欧らしい。
1分半ほどの短い曲で、最後は静かに終わる。
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ミッコ・ヘイニオの「結婚式の乾杯(Skålbordun)」作品63を聴く

2013-08-16 03:34:35 | 古典~現代音楽フィンランド編
だいぶ夕方に吹く風が涼しくなりました。
顔の傷も目立たなくなり、一安心です。
今回取り上げるのは1948年生まれのフィンランドの作曲家、
ヘイニオが1993年に作曲した「結婚式の乾杯(Skålbordun)」作品63である。
タンペレで生まれた彼は、1971年から75年の間シベリウス音楽院で、
コッコネンに作曲を、リーサ・ポヒョラにピアノを師事したようである。
さらに1975年から77年の間には西ドイツに渡り、
ヴィトルト・シャロネクに作曲を師事したようである。
同じ頃ヘルシンキ大学で、音楽学を研究したようである。
その後ヘルシンキ大学で、博士課程に進み、
1986年からトゥルク大学で音楽学の教授に就任し、教育活動に従事した。
そういう中で、ヘイニオはピアノ協奏曲などを中心に作曲活動を行っている。
今回聴いたCDはマッティ・ヒヨッキ指揮、
ヘルシンキ大学合唱団の演奏による。
バスの歌に始まり、テノールのパートが加わり、
結婚式での酒飲みの情景が楽しい感じで歌われる。
もっと飲もうじゃないかという感じで、
結婚式に集まった人々に感謝の乾杯と歌って最後終わる。
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