Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

オーレ・オルセンのアースガルズの騎行作品10を聴く、そして二俣川から緑園都市まで歩く

2013-08-26 05:10:23 | 古典~現代音楽ノルウェー編
昨日は二俣川から緑園都市まで往復して歩きました。
今回取り上げるのは、1850年生まれのノルウェーの作曲家オーレ・オルセンが、
1878年に作曲したアースガルズの騎行作品10である。
オーレ・オルセンはフィンマルク県ハンメルフェストに生まれた。
母は幼い頃亡くなり、父は職人でアマチュアの音楽家だったようだ。
彼は幼い頃からピアノとヴァイオリンを演奏し、
5歳で小品を作曲し、7歳で父にパイプオルガンを習ったようだ。
フレドリックやリンデマンに作曲やオルガンを学んだ中で、
音楽家になる道を選び、ライプチヒに行き音楽院で学び、
作曲をライネッケなどに師事したようである。
今回聴いたCDはクリスチャン・リンドベルイ指揮、
アークティック・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
弦楽器の伴奏に乗って、軽快で力強い旋律が金管楽器によって奏される。
おだやかになってから木管楽器中心に奏でられていく旋律は民謡風で素朴だ。
そのあと打楽器と金管楽器を中心にいったん荒々しくなり、
再び冒頭の勇ましい感じの旋律がさまざまな楽器が受け継いで奏でられ、
盛り上がりをみせるが、グリーグを思わせるようなエキゾティック感もある。
その後再び木管楽器を中心に民謡的なのどかな旋律が繰り返され、
冒頭の旋律も再び現れ、徐々に盛り上がりをみせ、最後力強く終わる。
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アウリス・サッリネンのヴァイオリン協奏曲作品18を聴く

2013-08-25 06:14:41 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日はウォーキングを休みました。
顔面の傷はほとんど目立たなくなったものの、
首回りの痛さは解消せず、時間を要しそうです。
さて今回取り上げるのは、1935年生まれのフィンランドの作曲家サッリネンが、
1968年に作曲したヴァイオリン協奏曲作品18である。
サッリネンの略歴は以前触れたので割愛する。
今回聴いたCDはヤーコ・クーシストのヴァイオリン、アリ・ラシライネン指揮、
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
ヴァイオリン独奏によるゆらめくような旋律で始まる。
それを木管楽器と交互に奏で、弦楽器全体で奏でたあと、
ピアノや金管楽器も絡んでいき、ヴァイオリン独奏との競演となっていく。
途中から2つの音型が各楽器で奏されて強調され、
ヴァイオリン独奏もそれを模倣しながら、カデンツァ風に展開していく。
再び管弦楽全体で別の旋律が繰り返され、ヴァイオリン独奏も繰り返して終わる。
第二楽章ラルゲットは、短い序奏のあとヴァイオリン独奏が入る。
鉄琴やハープやマリンバの音が印象的に響き、神秘的な音楽が展開される。
第三楽章アレグロ・ジョコーソは、前の楽章が切れ目なく続く。
冒頭から3つ音型からなる旋律をヴァイオリン独奏が繰り返し、
他の楽器もこれを模倣するように繰り返して始まる。
中間でヴァイオリン独奏中心に活躍する部分があり、
各楽器が絡みながら、打楽器や金管楽器も加わり荒々しくなり、
ヴァイオリン独奏と掛け合いながら盛り上ったところで終わる。
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アーッレ・メリカントの交響曲第1番 ロ短調作品5を聴く

2013-08-24 06:57:17 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1893年生まれのフィンランドの作曲家メリカントが、
1914年から1916年にかけて作曲した交響曲第1番 ロ短調作品5である。
初演は1917年2月に行われたようである。
メリカントの略歴は以前触れたので割愛する。
今回聴いたCDはペトリ・サカリ指揮、
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、弦楽器の伴奏にのりホルンが主題を奏でて始まる。
やがて、木管楽器がその第一主題を繰り返すが、
このいきいきとした主題はシベリウス風である。
もう一つの主題は弦楽器によって現れ、対照的でおだやかである。
展開部は第一主題の変形から始まるが、
その展開の技法には若い時期の作品ゆえに未熟な部分も感じる。
再現部は弦楽器により主題を奏でて始まる。
弦楽器により最後はおだやかに終わる。

第二楽章スケルツォ・ファンタスティク(ヴィヴァーチェ)は、
軽快で舞踏的な旋律が奏でられて始まる。
ティンパニの叩くリズムや金管楽器により盛り上る部分もある。
中間部では木管楽器により叙情的でせつない感じの旋律が奏でられていく。
金管楽器が鳴り響いたあと、再び弦楽器により冒頭の舞踏風の旋律が現れ、
他の楽器に引き継がれ、最後は木管楽器の音が残って静かに終わる。
第三楽章アンダンテ・コン・モートは、
チェロが歌うように叙情的な旋律を奏でて始まる。
コールアングレとヴァイオリン独奏が活躍をし、
幻想的な雰囲気で、北欧的な魅力にあふれた音楽を展開していく。
この交響曲の中では、一番聴かせどころの楽章ではないだろうかと思う。
コールアングレとヴァイオリン独奏の二重奏が続いて、最後静かに終わる。
第四楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
軽快でいきいきとした旋律が奏でられて始まる。
民謡風の旋律に金管楽器も絡みながら、盛り上がりをみせたりもする。
途中弦楽器によるしんみりとした旋律を奏でるところがあり、
その旋律が繰り返され、金管楽器も加わりコラール風に大らかに歌われていき、
冒頭のいきいきとした旋律とさきほどの旋律が展開されながら、
弦楽器と金管楽器を中心に盛り上がりをみせて、最後力強く終わる。
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ヨウニ・カイパイネンの交響曲第1番作品20を聴く、そして桜木町から西横浜まで歩く

2013-08-23 05:03:26 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日は図書館に本を返すため桜木町に折り、もみじ坂を登り、
そのあとは藤棚商店街を抜けて西横浜駅まで歩きました。
今回取り上げるのは、1956年生まれのフィンランドの作曲家カイパイネンが、
1980年から1985年にかけて作曲した交響曲第1番作品20である。
カイパイネンの略歴はこの前触れたので割愛する。
今回聴いたCDはエサ=ペッカ・サロネン指揮、
BBC交響楽団の演奏によるもの。
交響曲第1番は単一楽章制によるものだが、構成上4つに分けられる。
導入部、スケルツォ風の部分、ゆったりとした部分、終結部となっている。
最初は、打楽器と金管楽器により神秘的に始まり、
ピアノも絡んで荒々しい、そして混沌とした感じである。
弦楽器や木管楽器も入り、幻想的な部分も見せていく。
打楽器の使い方が効果的である。
そして、ピアノと弦楽器、打楽器による軽快な動きがみられ、
独奏ヴァイオリンや金管楽器が活躍する。
やがて、弦楽器と打楽器を中心としたゆったりとした部分に入り、
耽美的な音楽となっていき、木管楽器も活躍し、ウィーン楽派風でもある。
やがてテンポが速まり、金管楽器や打楽器により荒々しい感じになったあと、
電子ピアノが入り活躍し、木管楽器も絡んでいき、
打楽器の荒々しいリズムが繰り返されたあと、電子ピアノの音が入り、
弦楽器が繰り返す音型の音が弱まっていく中、消え入るようにして終わる。
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ヘイノ・カスキの前奏曲変ト長調作品7の1を聴く

2013-08-22 05:47:53 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1885年生まれのフィンランドの作曲家カスキが、
1912年に作曲した前奏曲変ト長調作品7の1である。
ヘイノ・カスキはシベリウスやメラルティン、パルムグレンに師事し、
その後ベルリンに留学したが、第一次世界大戦勃発により帰国し、
のちヘルシンキ音楽院でピアノを教え続けた。
そして1963年からはシベリウス音楽院で教鞭をとった。
今回聴いたCDは館野泉のピアノ演奏によるもの。
おだやかなテンポで素朴な旋律が奏でられていく。
途中情熱的に盛り上がりをみせ、最後おだやかに終わる。
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