「鎌倉山ノ内の家」の現場が進行中です。
今日はとても寒く、断熱材がまだ入っていない室内は、しんしんと体に応えます。
休憩時間に大工さんが熱いコーヒーを入れてくださいました。
いやあ、沁みます、身と心に(笑)
鎌倉の山ノ内界隈は山に囲まれたロケーションで、山の木々を間近に感じる絶景の土地です。
小さなラウンジスペースに、大きな窓を開けて。
家じゅうのどこからでも山の緑が見えるようにしたい。
そんな建て主のご意向を汲みながら、間取りを考えました。
間取りは暮らしに直結するから、建て主とのキャッチボールを繰り返しながら良くしていきます。
一方で、窓の開け方は、いわば建築家の手腕が期待されているところ。
敷地界隈の雰囲気をよく見て感じ取り、窓辺のデザインに落とし込んでいきます。
その作業は、風景と対話をしているようなものかもしれません。
風景との、言葉なき対話。
ゆっくりと脳裏にいろいろな想いを巡らせる時間は、とても楽しいものです。