西東京で進めてきた住宅が、ついに引き渡しとなりました。
不整形の土地に2世帯住宅を実現するため、昨年から施行された建ぺい率緩和の法規をフル活用しながら間取りを組み立てました。
屋根は斜線制限の影響を厳しく受けながらも、抑揚のある天井のかたちとして現れ、空間に変化を与えてくれています。
キッチンに面した壁一面に貼られたタイルは濃茶色で、インパクトがありますね。
キッチンに面してバーカウンター方式になっていて、背の高いスツールを置いて食事もできます。
あえてキッチンで食べる朝食とか、楽しいですよね。
出窓状のベンチも、実際の面積以上に空間に広がりを感じる要素となっています。
ベンチの長さは実に3メートル!少し低めの座面で落ち着きます。大きなテーブルを据えて、みんなが集まる場の雰囲気ができあがりました。
ベンチの脇からは大きなルーフテラスに出られます。屋根のかかった「ロッジア」というスペースで、小さなテーブルを置いてコーヒータイム(ビール?)を楽しめるという趣向。
みんなで集まるのも楽しいし、家族それぞれが好きに時間を過ごすのもいい。
そんなおおらかな家になりました。
そのおおらかさは、ざっくりとした素材の風合いを活かしたインテリアとも呼応しています。