OZONEのセミナーのお知らせ

2014-08-29 14:34:28 | インポート

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新宿にあるリビングデザインセンターOZONEのセミナー「建築家に聞こう!理想の家のつくりかた」に講師として参加します。

今回のテーマは「ゆるやかに内外がつながる家」です。僕は、居心地の良い窓辺のつくりかたについて、事例をご紹介しながらお話をしたいと思っています。ご興味のある方は、ぜひお出でください!

セミナーの申し込みはOZONEの下記サイトからお願いします。
9月13日(土)13:30~14:30   14:30~個別相談あり
リビングデザインセンターOZONE 6階 子育てふぁ~む
https://linkle.me/topics/info?id=0197

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欅の家具のある家

2014-08-19 18:05:08 | 進行中プロジェクト

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夏真っ盛りの暑い日、「欅の家具のある家」が引き渡しになりました。この家にかかる大きな屋根は、1メートルを超える大きな庇をゆったりと出し、陽射しから室内を守ってくれます。

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 僕の設計の信条として常に大事にしていること、それは、美しく居心地の良い窓辺をつくりたい、ということです。「居心地の良い」というのも抽象的な表現ですし、「窓辺」というのも、窓そのものではなく窓付近を指すわけですから、曖昧です。「居心地」とか「窓辺」といった抽象的なことについて、これまでの住宅設計の仕事を通してひとつひとつ、自分の血肉化するように努めてきました。この大きな住宅では、その考え方をさらに展開してカタチにしました。

間取りは凸凹しているのですが、その分、多くの窓辺のコーナーが生まれます。大きな庇と大きな壁は、それらの窓辺のコーナーに落ち着きと安心感をもたらしてくれます。

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そのなかのひとつに、ラウンジチェアを置くコーナーをつくりました。大きな窓には黒いレースのロールスクリーンを降ろし、その脇でゆっくりと冷たい麦茶を飲む。ただそれだけで、なんとも癒される気持ちになりました(笑)

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チェアに座った目線で見ると、上の写真のような感じ。レースのスクリーン越しに、外壁に映り込む樹影が印象に残ります。窓辺で時間を過ごしていると、いろいろなものが身近に感じられます。たとえばチークの床材、タモの窓枠、壁と天井に塗られた珪藻土。どれもが主張させるような使い方ではありませんが、しっとりと柔らかい雰囲気のインテリアになりました。

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床のオイル塗装

2014-08-11 21:42:41 | 日々

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オノ・デザインのアトリエの打合せルームには、ブラックチェリーの無垢板のフローリングが張ってあります。少し表面がカサついてきたこともあり、盆休みを利用してオイル塗装をしました。

自然素材のオイルを購入し、まずは床を雑巾がけ、そして塗りすぎに注意しながらオイルを塗っていきます。30分ほどしたら、布きれですりこむように拭き取っていきます。1室ということもありますが、思いのほか手短で簡単な作業です。床に這いながらオイル塗をしていると、一本一本の板の表情やキズを間近で感じ取ることができ、愛着がわいてきます。

塗り終わると、ひとつ色味が濃くなって味わいが出ました。光を受けて静かに息づいています。特別なものは何一つない。必要なものだけを選び抜いて丁寧につくった空間。時に手入れをしながら、育てていく感じ。そういった空間と生活を共にするのは、なんだか楽しいものです。

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