山中湖へ。

2024-03-09 22:02:12 | 山中湖の家


雪の山中湖へ。
鉛色の湖と、一面の銀世界。
風光明媚なこの地の、モノクロームの世界観にしばし酔いしれます。



その森の奥に、現場があります。
雪原からひょっこり三角の顔を出して可愛らしい感じ。
森の中に隠れた、平屋の家です。



現場では棟上げをした直後で、構造や屋根ふきの作業が進行中です。
ブルーシートに覆われたところはダイニング。
小さな間取りにポンっと天井が高く、まるで森の中の小さな礼拝堂、という雰囲気です。
その空間のなかに、10人以上が集える大きなダイニングテーブルをつくる予定です。

室内はざらりとした左官塗の壁になる予定で、森からの自然光が差し込み、そして陰影をつくってくれることでしょう。
まだ工事が始まる前、何度も現場に来ては、光と陰影の空間を夢想していました。
いよいよその空間が形になり始め、否が応でも気持ちがたかぶります。

しばらく、山中湖通いが続きそうです。


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山中湖の家

2023-05-14 21:06:06 | 山中湖の家


山中湖畔で住宅プロジェクトが始まりました。
現地を訪れるときは、なぜかいつも曇りや雨。でも、その風景がとても心に沁みます(笑)

湖畔にどんと姿を現わす富士山は迫力満点です。晴れた日の眺めもいいでしょうけれど、雲と戯れる富士の姿も日本画のようで美しいのです。
そして雨が降ると、こんなに間近にあるはずの富士山は姿を隠します。
湖畔にすうっと広がる霧。
湖の水分を含んだ地面には鮮やかな苔が広がり、つがいの鴨が水面を進む音がだけが聞こえます。
なんという静寂!



近隣の河口湖に比べても、山中湖は人が少なく静かだとのこと。
住宅のロケーションは湖畔に程近い森の中。
眼前に広がる森を最大限に活かし、建物はシンプルに。
室内に宿る陰影も印象的な空間になりそうです。

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