ハンマースホイのような。

2017-01-21 15:19:43 | 陶芸家の家

雑誌の撮影ですが、今週で唯一の曇天の日。
でも静かなこの家には、その雰囲気がとても合っているようにも思います。

フェルメールに影響を受け、モノクロームの静謐な画風が印象的なデンマークの画家 ヴィルヘルム・ハンマースホイを想い出しました。

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窓辺のソファ

2017-01-11 07:06:41 | 青葉の家


仙台に建つ「青葉の家」の、冬のある日。
大きな窓辺の、ほっと息をつける場所。
ダイニングから一段下がって、庭の高さに近いリビング。
タモの木で作られた窓枠と、ざっくりとした風合いのカーテン。
無垢板のフローリング。
大きな庇に囲まれ、ざらっとした味のある左官塗りの壁に守られた家。

そんなものに囲まれていると、不思議に落ち着いてきます。
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ヴォールト天井

2017-01-05 15:06:58 | 陶芸家の家


新年あけましておめでとうございます。
本年のブログは、昨年に竣工した住宅から。

写真は「陶芸家の家」のリビング。円弧を描くヴォールト天井が連なります。
リビングはⅬ型の平面をしているから、居る位置によって天井の見え方も、陽の入り方も、緑の見え方も異なります。
ですから、ひとつの部屋にいながら、居る場所、居る時間によっていろいろな雰囲気が楽しめます。

もともとこのヴォールト天井、きっかけは、施主が所有していた一体の彫刻作品でした。
前川秀樹氏の作品なのですが、流木をつかってつくりあげたものです。
流木の「流れ」や「波紋」のようなものであるとか、前川氏の彫刻のもつ宗教的なイメージに導かれ、聖母子像の納められるイタリアの修道院の室内のような、そんないろいろなイメージが交じり合ってできあがった天井のデザインでした。
そう、ちょうどひとつ前のブログで書いたフィレンツェのサン・マルコ修道院のような。

左官塗りで仕上げられた白い天井は、自然の光や照明の光をしっとりと空間に広げ、落ち着いた雰囲気をつくり出してくれます。
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