クラシック音楽についてはあまりよく知らないのですが、マンガ「のだめカンタービレ」を読んで以来、夫婦で何かとはまっています。(単純過ぎ・・・)
最近はテレビなどでクラシック音楽関係のドキュメントなどが放映していると観てしまうこともあるのですが、昨日たまたま観た番組で、あるバイオリニストが面白いことを言っていました。本当に懐の深い美しい音を出そうと思ったら、チェロにはかなわない。バイオリンの音は生々し過ぎる。でも、感情がそのまま出てしまうところが魅力でもある、というような内容だったと思います。
そういえば僕は、バイオリンの曲のCDは一枚も持っていなかったっけ。なのにチェロはバッハをはじめ何枚も持っている。僕にとってはチェロの音色は心地よいものです。もしかしたら、本能的にバイオリンの「感情」は、まだ少し抵抗があるのかも。
手元に駅前のCD屋さんの1000円分の割引券があったので行ってみました。なんとなく今日はクラシックを買おう、それもいつもはあまり聴かないヤツ、と思いながら行ったのですが、ちょっと迷って結局選んだのは、チェロの小品集。1960年の録音とのこと。写真に載っている演奏家モーリス・ジャンドロン(とても有名だそうですが、僕は知らなかった・・・)は、白黒でちょっとピンぼけ。CD屋さんの中のBGMではベートーベンの第九が多いに盛り上がっていました。でも今の僕には、チェロのゆったりとした静かな音色が合ってるかな。もう年末だし、古き日の音に耳を傾けつつ、静かに今年を振り返ろう。
どうぞ、よいお年を。