1年前にお引渡しした住宅の一年点検が続きます。先日は、富士へ。もう何十回も通っているにもかかわらず、なんといまだ2,3度しか富士山の全景を拝めていないのです。そして案の定、今回も薄曇りの日でしたが、5月の心地よい季節、「富士のふたつの家」を楽しんでくることができました。(・・・点検に行ったんじゃなかったのか!と言われそうですが)
緑が育ち、程よい陰りと奥行き感のある雰囲気がでてきていて、家がこの場所に馴染みつつあるように感じることができて、思わず嬉しくなりました。家の外部、内部ともに点検をしてまわり、塗装部分の補修箇所などを中心に、少し手を入れることにしました。
この家では、既製品をあまり使わず、家具を設計し作り付けにし、大きな窓も図面をおこして木製でつくりました。そうして人の手によって作られたものは、なんともいえない温かさや質感があるように思います。相当の作業量に、大工さんは「気が狂いそうだった・・・」と漏らされていたそうですが・・・(苦笑)。ご苦労をおかけしました。でもおかげさまで、素敵に家になりました。
点検後、外のデッキで、工務店のみなさんを交えお茶をいただき、さらにその後、夕食までご馳走になり、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。だんだんと住まい手の雰囲気と調和していく家を見るのは、とても楽しいものです。来年、再来年と、どんな風になってくのか、またお伺いするのが楽しみです。