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設計が進行中の2世帯住宅の計画があります。その住宅はクラシカルなデザインが当初からテーマになっていました。
クラシカルなデザインと言っても、そのニュアンスは様々です。
新築ですから新しい材料を用いるのですが、木材の樹種の選び方、塗装の仕上げ方などでも雰囲気が変わりますので、いろいろなものを調べてトライ&エラーを繰り返しながら進めています。
そんなプロセスもまたこのブログでご紹介していきたいと思いますが、今回は、旅行先で見つけた印象的なクラシカルなデザインのことを・・・。
使い込まれて素材の風合いに味わいが感じられるものは、とても素敵だなと思います。
ずいぶん前になりますが、ポルトの街を旅した時に乗った市電は、まさにそんな味わいに満ちたものでした。
内装の木材は何度もニスが塗り重ねられてテカテカに。金属製の手すりやハンドルはなんとも言えない風合いを帯びています。
真鍮でしょうか。現在では多くの場合ステンレスやクロムメッキが用いられ、変化しないように造られますが、まさにその逆ですね。
クラシカルでもあり、アンティークの極致だと思いました。
海沿いの大聖堂前が終点。市電を降りて、思わず手でナデナデの絵(笑)
ホントに愛らしい市電でした。ライトが一つ目なのもたまらないですね・・・。
この後、パンタグラフを手動で反対側にパタンと倒して、折り返し運転をしていきました。
どこまでアナログなんだ!最高過ぎる!!
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