今年にはいってできあがった「藤沢大庭の家」の庭ができあがり、見に行きました。
まだ植えた直後で新芽が吹く前ですが、美しい雑木の庭ができあがっていました。
大きな窓の前に奥行きをもって広がる雑木の株立ち。
庭の高低差を活かした石組みや、モッコウバラの絡むパーゴラなど、変化に富む庭となりました。
庭の緑を楽しむ家にしたい。施主のSさんからは、そんなふうにして家の設計のご依頼がありました。
その主役となる庭ができあがって、ようやく家の完成という感じがします。
それでも後々から今の写真を見返すと、まだ無味乾燥としていたねえ、と思うわけですが。
来年ぐらいには、地面に敷き詰められたバークチップが渋い色合いになり、緑のボリュームと木漏れ日が楽しめるようになるでしょう。
施主も喜んでくださり、ぼくも嬉しいのですが、何気にとても嬉しかったのが、担当スタッフのH君が目を輝かせていたことでした。
木造平屋住宅の設計と現場監理にがっぷりと取り組んだH君にとっての2年弱。いろいろな苦労の賜物ですね、おつかれさま。