クリスマスの家

2023-12-17 21:32:21 | 鎌倉 山ノ内の家


鎌倉山ノ内の家を訪問しました。山間のロケーションに建つ家で、窓からは自然の風景がいっぱいに見えます。
山の風景はだんだんと冬支度。そんななか、暖かい室内にいるのは幸せを感じます。
テーブルセッティングも美しく。
赤いテーブルナプキンが映えますね。
使い込まれてツヤと味わいの出たオーク材の椅子と、グレイッシュな壁の色。
そして窓の外は冬景色。
華やかなものと落ち着きのあるものが、不思議な調和をなして心地よい空間でした。

海外での暮らしが長った施主のKさんは、クリスマスシーズンを楽しむいろいろなグッズをお持ちです。
キッチンのスパイスラックも、クリスマス飾りで楽しく演出されました。
リースや松ぼっくり、家型のキャンドルホルダーなどなど・・・。



そしてなんといってもその中心は、背丈を超すほどの大きなクリスマスツリー!。
インテリアのなかでツリーが映えるように、あらかじめリビングイン階段の脇にツリーのためのスペースを考えておきました。
その傍らに佇むのは、愛猫サンディ―くん。この家ができあがってからファミリーの一員になりました。

あたたかくて、ほっこりする空間。
「ヒュッゲ」だなあと思いました。


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鎌倉 山ノ内の家

2023-08-11 22:53:56 | 鎌倉 山ノ内の家


春に完成した「鎌倉 山ノ内の家」にお招きいただきました。
久しぶりに訪れた家は、家具が整い、お気に入りの絵やフォトフレームも飾られ、とても居心地のよい空間になっていました。
庭づくりもひととおり終わり、室内からはより広々と感じます。
台風の合間の日で、雨がざあっと降ったり、時おり日が差したり。そんな天気の変化も楽しく感じるような空間でした。

とても美味しいランチとケーキをご馳走になり、家づくりのいろいろな思い出話にも花が咲きました。
最初にプレゼンテーションしたプランから始まり、変更案の数々も大切に保管してくださっていて感激しました。
家の設計は本当にライブ感があるので、行きつ戻りついろいろな案を経てだんだんとカタチになっていきます。
そんなエピソードもこのブログでご紹介していきたいと思います。
また、暮らしの始まった家の写真も撮らせていただいたので、近々ホームページにもアップしたいと思います。

またひとつ、心に深く残る家をつくりだせて、ホントに幸せ。

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壁紙の魅惑

2023-04-22 19:21:11 | 鎌倉 山ノ内の家


「鎌倉山ノ内の家」は、室内の壁や天井をすべて壁紙貼りにしています。これまでは壁や天井の仕上げは左官塗りやペンキ仕上げとすることが多く、人の手で塗られた仕上げ方が「自然」であるように思っていました。
壁や天井は、光や陰影を映し込む背景のようなものとしてイメージすると、壁紙のもつ色や模様が、少し空間の雰囲気のジャマになってしまうのでは、という思いもあったのです。
ところが、「鎌倉山ノ内の家」の建て主は長らく海外で暮らされ、多様な美しい色柄の壁紙をよくご存じで、そうしたものを積極的に使っていこうということになったのでした。

たとえば、個室から廊下を見たシーン。白いペンキ仕上げだけでは得られない、不思議な奥行きとシーンの切り替えが印象的でした。
緑深い窓からの眺めを、壁紙がリフレインしているようです。

たとえば、トイレの小窓からすぅっと入ってくる柔らかな自然光を受けて、木立の白いシルエットが印象的に浮かび上がります。
トイレの壁をまじまじと眺めたことはなかったけれど、意外に身近に感じる壁かもしれません。
こんなところにこそ、壁紙の魅惑が発揮されるように思いました。

いやあ、壁紙の世界も奥深いですね。

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鎌倉山ノ内

2023-04-12 23:07:03 | 鎌倉 山ノ内の家


「鎌倉 山ノ内の家」が竣工しました。秋から春にかけての現場で、寒い日に大工さんに熱いコーヒーを淹れてもらったのが懐かしく思い出されます。

仕事がら、海外での暮らしが長かった施主のKさんが選んだ土地は、周囲を山に囲まれた緑いっぱいのロケーション。この眺めを満喫するのが設計のテーマとなりました。
窓からの風景の切り取り方、壁の色、素材など、施主のKさんと一緒に時間をかけて練り上げてきました。

鳥の声。
葉擦れの音。
すうっと室内に入ってくる自然光。
美しい環境に身を浸すような空間ができあがりました。


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鎌倉山ノ内の家

2023-02-13 19:07:57 | 鎌倉 山ノ内の家


「鎌倉山ノ内の家」の現場が進んでいます。大工さんの仕事も大詰めとなり、空間の輪郭がハッキリしてきました。
猛暑のなかでの「鎌倉小町の家」は鶴ケ丘八幡宮の門前町での仕事でした。
ここ「鎌倉山ノ内の家」の現場は寒さとの闘いです。平地に比べて気温も少し低くなるようです。
携帯電話の電波も届きにくく、まさに山ノ内。そのぶん、眼前に覆いかぶさる山の景色は圧巻です。

断熱性能を確保すべく、樹脂サッシの既製品を用いながらの窓辺のデザイン。
風景を大きく切り取るFIX窓と、風抜きを促す開閉窓。それらの組み合わせとプロポーションによって、窓辺のデザインに独自の表情が出ます。
どんなときでも、ここにしかないオリジナリティのあるデザインを求めたいものです。

落葉した冬の枯れた木々を通してやってくる自然光には独特の風情があります。
できあがったら、この窓辺はダイニングになり、建て主がお手持ちのアンティークのテーブルが置かれる予定。
食事が美味しく映えるダイニングになりそうです。
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